GENSHIです。
【人生を楽しむ】をコンセプトに自由に発信しています。
相変わらず体調が思わしくないのであまり長時間書いていられない為、出来るだけ要点を整理して書きます。
今回はゴルフクラブの中でユーティリティの言葉通り役に立つ,有効であるUTについてまとめていきます。
UTというクラブにはアイアンの延長線上にあるもの(アイアン型)、ウッドの延長線上にあるもの(ウッド型)の
2種類があります。
現在はウッド型が主流になっております。
理由はいろいろとありますが一番の理由はウッド型の方が扱いが簡単で『ミス』を許容してくれる範囲が広く
また距離を稼げる割にグリーンでボールを止める事が出来るからです。
アイアン型は昔に流行ったロングアイアンに似たものですので低重心になり扱いは以前より楽になりましたが
やはり難しさはかなり残っております。
HSの速い方、インパクトのしっかりした方、上級者以上の方でないとなかなか使いこなす事は難しい事と思います。
ですのでここでは特に中級者の方までには絶大な効果を発揮するウッド型UTを中心に書いていきます。
ユーティリティという名前のクラブですので言葉通り楽に有効的に使えるものでなくては勿体ないと思います。
まずは顔をチェックし、好みのものを何点かピックアップし試打をして下さい。
しかも同種のクラブでロフト角度違いを何種類か試打してみて下さい。
何本か入れる事を前提にロフト角度違いの流れに〖違和感〗を感じないかチェックして下さい。
以前にも書きましたがこの部分はとても難しい事になってしまいます。
試打データで良くても〖感覚〗的にシックリ馴染まない、またその逆でデータはパッとしないが
〖感覚〗的に合う感じがするものもあります。
この部分を優先してどのように折り合いを付けるかが大きなポイントです。
その事も含めて考えていきましょう。
それでは本文に入りましょう。
ⅰ)ユーティリティーの種類
①アイアン型:ソールが薄くロングアイアンより低重心でボールが上がり易く距離が出し易い。
➁ウッド型:ボールが拾いやすくFWと比べるとシャフトが短いため、ミートし易い。
重心が深いため、ロフト角度以上にボールが上がり易い。
ⅱ)ロフト角度
①2UT:17度~19度
➁3UT:19度~21度
③4UT:21度~23度
④5UT:23度~27度
⑤6UT:27度~30度
⑥7UT:30度~34度
ⅲ)番手選択の仕方
イ)フェイス、全体の見た目で気にったクラブをピックアップする。
※性能は重要ですが見た目〖感覚〗【イメージ】はより重要です。
気に入ったクラブは大事にしますし、アドレスした際には安心感を持てますし、
自信を持ってショットする事が出来ます。
ロ)FW,アイアンを番手で見ずロフト角度で見てUTのロフト角度とバランスを取る。
※あまりロフト角度がバラバラでは全体のバランスが取れませんので気を付けて下さい。
但し、ヘッド、シャフトの材質、形状、等によって同じロフトでも弾道、飛距離に
大きな違いが出てきますのでその辺りは十分に考慮して選択して下さい。
ハ)ロフト角度を基準にしてピックアップしその後試打を行い距離のバランスをチェックする。
※ロ)でも書きましたがせっかくクラブを13本~14本セッティングするのであれば
無駄のないセッティングにする事が重要です。
距離のバランスについては全てのクラブ間の距離差を一定にする事は出来ません。
この事はマネージメントのところでも書きましたが自分のゴルフをどう考えるかで
間隔を一定にする部分をどこにするかが決まってきます。
※私は[7I]以下を重要視しておりますのでそこまではきっちりロフト角度、飛距離、
フェイスの向き、ライ角度、等自身に合うように調整しております。
それより長いクラブは距離重視ですので多少はバラついてもOKにしています。
このあたりにつきましては以前に書きましたので再度繰り返しになると思いますが
もう一度あらためて別にゴルフ全体についての『マネージメント』についてまとめて書きます。
ニ)FW、アイアンを何番から入れるかによってUTのロフト角度、本数を決める。
①飛距離の出る方は1本~2本,飛距離のあまり出ない方は3本~4本。
➁アイアン優先の方は1本~2本,苦手な方は3本~4本。
③FW優先の方は1本~2本,苦手な方は3本~4本。
ホ)各種類のクラブでロフトが被る事がありますがクラブの特性によって弾道、飛距離に
違いがありますので最終的には試打した結果でバランスを見て判断して下さい。
※クラブのセッティングには幾つかの考え方があります。
a)飛距離重視:とにかく飛距離を重視し飛距離優先でのコースの攻め方です。
※スコアのアップダウンの激しいゴルフになると思います。
b)方向性重視:短い距離を確実におさえ飛距離不足をカバーしたコースの攻め方です。
※頭を使い、精神力を強く持つ必要があります。
c)バランス重視:『ミス』最小限に出来、スコアが安定して出せるコースの攻め方です。
※バランスをどの時点(どれくらいのスコアが出るようになったか)で
取るかによってスコアの伸びが鈍化してきます。
自身の目標スコアを幾つに取るかによってその時期が決まりますが
それまではどちらかにこだわって(得意な部分を伸ばす)進めた方が
伸びは早いと思います。
ⅳ)練習方法
イ)パッティングと同じ構え、スイングで5m~10m程度くらい打つインパクトの強さで
真横からボールに当ててみる。
※小さなスイングをしてもボールが少しですが浮く事を体感して下さい。
ロ)パッティングと同じ構え、スイングで5m~10m程度くらい打つインパクトの強さで
少し角度をつけて上からボールを地面に押し込むように当ててみる。
※イ)と同様に小さなスイングをしてもボール簡単に浮く事を体感して下さい。
ハ)30Yard~50Yard位,70Yard~80Yard,100Yard~120Yard位の距離を打つ練習をする。
ⅰ)腰から腰までのスイングでこの距離を打ってみる。
ⅱ)肩から肩までのスイングでこの距離を打ってみる。
ⅲ)フルスイングのトップからフィニッシュでこの距離を打ってみる。
※この練習はトップが大きくなる毎にスイングスピードを落としていきます。
遅いスピードでインパクトしてもボールがある程度の高さを持って前に進む事を
体感して下さい。
◆二次的な効果としましてはゆっくり振る為にはスイングがシッカリしていないと
まともなインパクトをする事が出来ません。
同時にスイングスピードを落とした場合でもインパクトにかけて減速しないスイングを
している限りボールは高さを持って前に進んで行きます。
つまりインパクトに向かって減速すると上手くインパクト出来ないという事です。
この練習は他のクラブでも効果的ですが特にユーティリティでは【効果抜群】です。
なぜかといいますとDR、FW程シャフトは長くなく、ロフトは立っていますが
それでもミドルアイアン程ボールを上げる事は難しくありません。
またアプローチ、パッティングにも使用する事が出来るくらい簡単に応用力の
高いクラブですのでいろいろな使い方を練習する事が出来ます。
ニ)UTはウッドの特性持ち、アイアンでの有効なトップボールを打つ練習が出来るからです。
※出来るだけクラブを薄く(シャロー)なスイングで、ソールを芝の上を滑らせる事を
実践すればアイアンは使えるハーフトップボールを打つ事が出来るようになります。
ハーフトップボールを上手く使えるようになるとゴルフはとても楽になっていきますので、
どのクラブについてもハーフトップボールを〖意識〗して下さい。
◆特に雨の日に役に立ちます。
ホ)アドレスの際に通常のボール位置からクラブヘッドをセンターからヒール寄り、トウ寄りに
いろいろと動かしてみて下さい。
※スイングが一定するまではボール位置を変えると自然に体が合わせに行ってグッドショットを
するようにスイングを調整してしまいスイングを壊してしまいます。
ですので本来はスイングがある程度固まってからこの練習はした方が良いのです。
しかし効果は高いので少し条件を付けて実践してみて下さい。
スイング軌道を崩さないようにしながらボール位置を変える練習です。
①スイングを合わせにいかないようにするためにヘッド軌道の線を引く。
➁クラブヘッドの入り口、出口にフック軌道、スライス軌道に合わせて、
ボールを数個ずつ置きラインを作る。
※スイング軌道がインサイドに入り過ぎないように軌道の少し外側(自分の体側)に
アウトサイド過ぎないように軌道の少し外側(自分の体の反対側)にボールを置く。
そしてそのボールに当たらないようにスイングする。
③アドレスした際に両脇の下にタオルを1枚挟んでスイングする事で
ボールと体の距離を一定に保てる。
話しは少し逸れますがアイアンの場合より芯を外しても影響が小さい事が分かる筈です。
フック、スライス、トップ、ダフリにしても『ミス』は小さくなります。
それだけUTは便利なクラブ、安心感を持って使用出来るクラブであると理解出来ます。
へ)脇の締め方で球筋を変える。
①右脇を締める。:高弾道の球筋 ➁左脇を締める。:中弾道の球筋
どのような条件でこの結果になりますでしょうか。
またこのような結果にならない条件はどのような場合でしょうか。
※先にとても重要な事を書いておきます。⇒ 説明は別の機会に詳しく説明したいと思います。
この事は全てのクラブに当てはまりますので忘れないようにして下さい。
【Ⅰ】<左右の脇は自分で締めるのではなく、勝手に締まるスイングを作る。>
【Ⅱ】<リストターンは無理にするのではなく、動きの中で自然にされるものです。>
【Ⅲ】<スイングを回転運動と考えず、直線運動の組み合わせで回転している様に見える。>
球筋の作り方は人それぞれだと思いますが状況によって使い分けが必要です。
脇の締めについても手、腕をメインの方と、体の回転をメインの方とでは同じ締め方でも
球筋は変わってきます。
また飛距離の長短、スイングの遅速によっても変わってきますので自分に合う体の使い方、
締め方を見つけて下さい。
今回のUTにつきましてはここまでに致します。
基本的にはスイングはどのようなクラブでも変わらない方が良いと考えています。
器用な方はいろいろなスイングでいろいろな球筋を使い分けスコアを作る事が可能でしょう。
しかしそれよりも一つに統一した方が練習も濃密になりますし簡単に上達する事が可能です。
UTというクラブはパッティング、アプローチからティショットまで使用する事が出来ます。
応用力の大きいクラブですのでどのような場合でも使用する事が出来ますが、その分段々と
ルーズな部分が出てきてしまいます。
せっかく応用力のあるクラブが段々と『ミス』を内在したショットしか打てなくなってしまい、
いつかはそのしっぺ返しがきてスイングがガタガタになってしまいます。
そして大きな『ミス』ショットを繰り返しスコアを大きく崩す事になってしまいます。
本来『ミス』を減らしスコアを改善する為に応用力の高いUTを使用する事にした筈が逆に『ミス』を
助長してしまう事がないように気持ちをルーズにする事なく練習しましょう。
今回もお読み頂きまして有難う御座いました。
次回はゴルフについての考え方について書いていきます。
GENSHI
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