GENSHIです。
【人生を楽しむ】をコンセプトに自由に発信しています。
今回は(マネージメント3-2)アイアンの選択について書いていこうと思います。
ゴルフクラブの中でグリーンを狙う、スコアをつくる為の重要な道具がアイアンです。
全くの初心者のうちは長いクラブ(DR,FW等)のミスが多く、大きくスコアを崩す原因になって
しまっていたはずです
ある程度上達してくるとやはりグリーンやピンを狙う、左右高低を打ち分ける、アプローチで寄せる等
使用頻度の多くなってくるアイアンの重要性が非常に高くなってきます。
アイアンの重要性はゴルフが上達するにしたがって一段と増してきます。
つまり上達すればする程アイアンのミスがスコアを崩す一番の原因になっていくのです。
その為に練習する事は当然としてもクラブ自体の事で気を取られない様にする事も重要です。
自分に合うクラブを見つけ余計な事に気を使わない様にしたものです。
私の考え方はショットの上達でスコアを改善する事は当然として、それ以外の細かい事も一つ一つ
潰していって1打1打改善する事を積み重ねスコアを改善しようとする事が基本です。
先にも書きましたが道具、つまりクラブ(DRからPT),ボール,手袋,靴,ウェア,等々まで
細心の注意を払ってそれぞれをセッティングする事に注力してみましょう。
ショットの練習ばかりに囚われる事なく細かい部分うを詰める事によってスコア改善を図ります。
その中でクラブについては皆さんの興味の一番だと思いますので前回のドライバーに続いて
今回はアイアンについてまとめてみます。
アイアンを選択する為の条件にはいろいろな事が考えられます。
あまりに範囲が広いので条件の中で何か一つを決め込み、それに従って絞り込んでいかないと
何を条件(選択肢)にしているか分からなくなってしまいます。
どのようなアイアンを何を条件にして求めていているかが不明確になってしまいます。
その『何か』についてまとめていきますが『何か』は皆さんそれぞれ色々あると思います。
それを『何か』を一つ一つ整理していけばよいのですがページ数が膨大なものになってしまいます。
今回は例として私の選択する方法を提案させて頂き考え方を解説していこうと思ういます。
では本文に入っていきましょう。
イ)アイアンを分解する。
◆アイアンを選択する際に気を付けなくてはならない事は幾つかありますがパーツ別に分解し
説明を行っていきたいと思います。
●ヘッド:ⅰ)材質:①軟鉄:記号ではS20CやS25C等と表記されています。
ソフトな打感です。距離はあまり望めませんがライ角調整、
ロフト角調整等、自分に合うように調整する事が可能です。
キズや錆が付きやすいので手入れが大切です。
➁ステンレス:キズや錆に強く手入れも簡単です。距離を出す事の出来る
キャビティタイプが主流です。
量産した場合の品質が安定しており買い替えても手応えが
変わらず気にならない。
③クロムモリブデン鋼:高強度でありフェイスを肉薄にする事が出来、
飛距離性能を高められる。
④マレージング鋼:比重は重いが靭性、反発性能は高い。
◆ヘッドの材質による影響は幾つかありますが特に手応え、
インパクト音、は大きく異なっています。
また距離にも影響がありインパクトの少しのズレによっても
ミスとして現れるもの現れないものありますので材質には
上達の目標を十分考慮して下さい。
ⅱ)製法:①鍛造:金型で圧縮する製法。金属内部の空隙を潰し結晶を微細化し
結晶の方向整える事で強度を高めます。
➁鋳造:ドロドロに溶かした金属を金型に流し込み成形します。
強度の点からある程度の肉厚が必要となり材質によっては
鍛造と比較して重量が重くなります。
◆材質により製法は変わりますが音、手応え、形状等を十分に考慮し
選択して下さい。
ⅲ)形状:①:マッスルバック:シャフトとヘッドの距離が近い為、操作性が高い。
芯が小さい為ミスヒットが多くなり易い。また重心位置が高い為、
レベルからダウンブローに打つ必要がある。
➁キャビティ:操作性は高くないが低重心でボールが上がり易く、
直進性が高い。上級者から初心者まで幅広く対応出来る程
ラインナップが豊富である。
③中空:フェイス面を薄くする事が出来る為、ウッドのようにたわみで
飛距離を伸ばす事が出来る。
◆形状によりクラブの扱い易さが変わってくると言われますし
現実的にマッスルバックからキャビティ、中空が扱い易いと
人気が移ってきおります。
しかし飛び系アイアンになるとロフトが立ちすぎてウェッジとの間が
開き過ぎて結局ウェッジを何本も入れる事になったり、クラブ間の
距離が開き過ぎて加減、調節が難しくなったりしています。
何回も書いておりますがグリーンに近づくにしたがって精度を
上げる為には出来るだけ番手間の距離の差を大きくしない方
よい結果を手に入れる事が出来ます。
アイアンは特にミドルアイアン以下は飛距離ではなく精度を
求める事に重点を置きセッティングを考えましょう。
同じ形状でも、例えば楽に打てると言われているキャビティでも
打ち易く感じるものとそうではないものがあります。
簡単に打てる、ミスに強い、楽にボールが上がる等の結果は
クラブ的に簡単なものでも自分に合わないものでは結果は出ません。
ですので簡単、飛距離アップ、曲がらない、ボールが上がり易い等の
謳い文句を闇雲に信じる事なくもう一歩、二歩慎重に、散歩と
突き詰めていきましょう。
ⅳ)ネック:①ストレート:リーディングエッジを直接ボールに当てる事になるので
ボールが拾い易い。
➁グース:リーディングエッジが遅れてボールに当たる為、
(フェースが閉じて当たる為)つかまりが良く、
またザックリし難い。
③セミグース:中間の形状であり両方の良いとこ取り使い易い。
◆ネック形状は思ったよりも好き嫌いがハッキリ出るものです。
このように感覚的な事が大きいものは自分の〖感覚〗に従う事が
一番重要であり、良い結果を手に入れる事が出来ます。
ⅴ)その他:①音:音は上手く打てたかそうでないかを感覚的に感じる事が出来る
重要な基準になります。
ヘッドの材質によって音は変わってきますので出来るだけ
よい音がするものを選択すり事をお勧め致します。
➁手応え:音と同じく感覚的に重要な要素となりますがより直接的に
体感する事が出来る基準になります。
ミスをミスとして体感出来るような(手が痛い、痺れる等)
材質をお勧め致します。
③芯:出来るだけハッキリ感じる事の出来るものがお勧めです。
時代としては芯が大きくなってきていますが芯は出来るだけ
絞れたものの方がハッキリとミスが分かりお勧めです。
◆ヘッドの材質を一般的な表現で難しいものをなぜお勧めするかと
言いますとクラブについての私の基本的な考え方にあります。
それは『距離を求めるクラブ,精度を求めるクラブ』によります。
クラブの種類、番手は人それぞれで考え方は異なると思いますが
a)DR、FW、UT、ロングアイアンは精度より距離
b)ミドルアイアンは精度
c)ショートアイアン、W、PTは超精度
つまり1つのホールを攻める際にティグランドからフェアウェイ、
グリーン、カップと面 ⇒ 線 ⇒ 点と狙いを段々と絞って精度を
上げていく必要があります。
ですのでそれぞれの状況によって使用するクラブの仕様、性能は
変わっていく中でアイアンは特にミドルアイアン以下はヘッドを
出来るだけ厳しいものにしてミスをミスとして感じられるものを
お勧め、ご提案致します。
その難しさを受け入れて練習する事によって少しづつでも克服し、
得意の距離は常に自信を持って攻める事が出来るようにしたいと
考えています。
私の攻めの考え方はグリーンをピン位置をセンターにして4分割し
それのどこを狙って打つかを決める。
その際の精度を70%以上までに持っていく事が目標です。
※理想的には6分割を目標にはしていますがやはり素人では
そこまでの精度を持つ事はとてもとても厳しいです。
しかしそれを達成する事を目標にゴルフを続けていると
幾つになっても、たとえ間が空いても皆さんのゴルフは
上達し続ける事が可能になります。
それがどのクラブまでクリア出来るかのよってどの番手まで
アイアンを入れるかを決める要素になると考えています。
※アイアンをどのような条件で選択するかは皆さんそれぞれの
考え方があると思います。
ご参考までに私の考え方の一部を書いておきます。。
◦ストロングロフトのクラブは避ける。
◦ミスがハッキリするクラブを選択する。
◦アイアンは飛ばない設定にする。
◦アイアンは距離より精度を求める。
◦アイアンの番手間の距離差は大きくしない。
◦距離感はまずは力加減より番手で調整する。
またそれによって距離を求めるクラブもの精度もアップするという
効果も得る事が出来ます。
●シャフト:ⅰ)材質:①スチール:重量があるので力が必要になります。
トルクやしなりが小さく飛距離性能は低い。
その分操作性は高い。
➁カーボン :スチールとは逆で軽くて扱い易いが操作性は低い。
飛距離性能は高い。
◆最近はかなりシッカリしたカーボンも出てきていますが
飛距離を求めるクラブではない精度を求めるアイアンでは
トルク、しなりの小さ目なスチールがブレを押さえる事が出来
お勧め致します。
ⅱ)重量:①重い:力が必要であるが操作性は高い。
➁軽い:早く振る事が出来るが操作性は低い。
◆体力、筋力の兼ね合いで振り易いものを見つけて下さい。
ⅲ)フレックス:①品番(L、R、S、X、等):スペックで硬さの目安。
➁振動数:多いほど硬く、少ないほど柔らかい。
硬いほどしなりが少なくH/Sの早さが必要となる。
◆アイアンのシャフトは出来るだけ精度を上げる為には
鉄の棒のようなものがよいのですがそれでは振り難く、
飛距離が全くなくなってしまいます。
ある程度のしなりは必要ですので試打を繰り返し行い
タイミングの取れるものを選択して下さい。
ⅳ)キックポイント:①先調子:しなるポイントがヘッドに近い為、動きやすく
ボールの高さ、飛距離性能は上がるが半面
つかまり過ぎる場合もある。
➁元調子:手元側がしなるのでタメが作り易い。
ヘッドがシャフトのしなりを受けづらい為、
ボールがつかまえづらく低弾道となる。
③中調子:①、➁に中間出来なものでバランスは取り易い。
種類も多く選択肢は広がる。
◆シャフトはいろいろな項目にそれぞれいろいろな仕様が
ありますのでシャフト仕様は無限にあります。
その為、選択する場合にはまず何か一つを決め込んで
それに合わせて順番に決め込んでいく必要があります。
それをフィッティングで行うのですが何を決めるか、
どう考えればよいか判断出来ないようでしたらば
コメント下さい。
ご提案をさせて頂きます。
●グリップ:ⅰ)材質:①フルコード:全体に綿のコードが入っており少しぐらいの雨ならば
滑りにくいです。摩擦抵抗が大きいのでしっかりと
握れますが少し硬く感じられます。
➁ハーフコード:手元側半分にコードが入っている為、右利きの場合
左手はしっかり、右手は力まないように握れます。
③ラバー:ゴム製の為、手触りも良く握ったタッチも柔らかい。
雨に弱く濡れると滑りやすい。
④エラストマー:素材自体が柔らかい為、手触りも柔らかい。
水分が素材内部に浸透する事が無い為、乾いた
タオル等で拭くと通常のグリップ感に戻る。
ⅱ)形状:①バックライン有り:バックラインを基準にグリップする為、常に
同じところでグリップし易くなりインパクト時に
フェイスの向きがそろい易くなる
➁バックライン無し:突起部が邪魔になったりする事やグリップを
交換する際にズレ易くなる。
フェイス面のコントロールや操作性を求めると
バックライン無しが使い易い。
ⅲ)太さ:①太目:手首を使いづらい為、コントロール性能を求める場合、
フックを直したい場合に有効。
➁細目:手首を使い易い為、飛距離を求める場合、スライスを
直したい場合に有効。
◆グリップはそれ自体の太さとシャフトにセットする際にシャフトに
下巻きする両面テープの巻き方、巻き位置によって部分的に
太くしたりする事で手に馴染むように調整する事も可能です。
またグリップの『違和感』を無くす為、捻りながら差し込む事も
行います。
手の〖感覚〗はとても繊細であり敏感なのでちょっとした事で
〖感覚〗のズレ、『違和感』を感じてしまいますので十分に
気を付けて下さい。
アイアンの件は長くなってしまいましたので今回はここで一度切らせて頂きます。
ゴルフにおいてスコアに直結するクラブはアイアン(特にミドルアイアン以下)とパターです。
ですのでアイアンについては出来るだけ詳しく書いていきたいと思います。
毎回ですが内容は素人私の経験、観察、考察から構築した私的理論です。
皆さん全員のお役に立てるかについては100%の自信がある訳ではありませんがスコア改善への重要な
ヒントになる事だけは自信を持って言えます。
毎回、文字だけの長い文章ですが読んでそして考えて頂くだけで上達します。
何故、読むだけで上達するかは先にも書きましたがゴルフには万人に向けた理論がないからです。
つまり自分で自分に合う理論を持てた方が時間、費用、体力を節約して上達し、しかもその力が
安定的に継続する事が出来るのです。
是非とも飽きずに読んでみて下さい。
今回もお読み頂きまして有難う御座いました。
次回にアイアンの組み立て(再構築)についてまとめます。
GENSHI
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