GENSHIです。
【人生を楽しむ】をコンセプトに気ままに発信しています。
今回は前回に引き続きましてゴルフ(アドレスpart2)について書いていこうと思います。
あくまでも私の私見に基づいた考察ですが皆さんの上達のヒントとなれば幸いです
では実践方法について進めていきたいと思います。
〖実践方法〗(左利きの方は左右逆でご理解下さい。)
[Ⅰ]スタンス
①両手の平を体側面に向けたまま(体側面に付けたまま)起立、気を付けの姿勢で
両手を自然に下げ、顎は首に力が入らない程度の加減で多少引き気味にして立つ。
足は踵を付けたままつま先を自分が立ち易い程度に開く。
★両つま先の作る角度は60度から120度の間位で見つけて下さい。
基本的に両つま先は均等に開く事を前提としてご理解下さい。
均等でない場合は応用になりますので別の機会にあらためてご説明させて頂きます。
つま先の角度で体の動きがコントロールされますので今後どのようなゴルフをされて
いきたいのかによって決められるとよいと思います。
◎広い場合の特徴:ⅰ)直線運動がし易い。ⅱ)動きに対してバランスが取り易い。
ⅲ)膝が逃げ易く体が左右にブレ易い。ⅳ)上半身が力み易い。
◎狭い場合の特徴:ⅰ)回転運動がし易い。ⅱ)動きに対してバランスが取り難い。
ⅲ)体が前後にブレ易い。 ⅳ)体が浮きや易い。
➁背筋は伸ばし過ぎない、張り過ぎないようにし少し丸くなる程度で立って下さい。
伸ばし過ぎ、張り過ぎると体に力が入り、柔軟性、瞬発性が落ちます。
★私の感覚では筋肉、関節を伸ばすために余計な筋力を使って自身の持っている
エネルギーを無駄にしているように感じてしまいます。
私の理想のアドレスの姿勢は、前傾を深く取りますので力んだり、無理したり、
歪んでいたり、バランスが悪いと腰に負担がかかってしまいます。
★格闘技の経験のある方は実感されていると思いますが、私も格闘技経験がありますが
筋肉を張り過ぎず、全身にゆとりを持たせて体型を丸く使う事がゴルフにおいても
とても重要であるというところに辿りつきました。
私は以前から椎間板ヘルニアに苦しんでおりますがゴルフが好きでやめられないため、
体に負担のかからない体勢、動き、力感、バランスを考え今のスイングを作りました。
③歩幅の基準を設定します。
最初の基準についての考え方は下記9種類の中から選んでみて下さい 。
ⅰ)左足外側(小指側)から右足内側(親指側)
ⅱ)左足外側(小指側)から右足裏センター
ⅲ)左足外側(小指側)から右足外側(小指側)
ⅳ)左足裏センター から 右足内側(親指側)
ⅳ)左足裏センター から 右足裏センター
ⅴ)左足裏センター から 右足外側(小指側)
ⅵ)左足内側(親指側)から右足内側(親指側)
ⅷ)左足内側(親指側)から右足裏(センター)
ⅸ)左足内側(親指側)から右足外側(小指側)
その最初の基準をベースに応用として下記のような状況に対応することの出来る
歩幅をそれぞれで見つけて下さい。
★自然状況:ライ(芝、傾斜、土質)、天候、気温、風、etc
★感 覚:体調、構え易さ、振り易さ、コントロールし易さ、崩れないバランス、
シャフトの長さ、ヘッドの重さ、ライ角度、etc
一般的には上記のような状況の中で条件が良い場合は体を目一杯使えるので広くしても
問題はないと思います。
悪い場合は狭くしますが、バランスを取る為に歩幅を広くする必要があるのではと
考えられると思われます。
当然の事と思いますが両方の考え方はどちらも正しいと思います。
しかしどちらかというと歩幅は広いを基本とし狭いは特別な時と考えて下さい。
狭いほうが細かい体の動きを上半身、手でコントロールし易いので条件の悪い場合は
そちらをまず考えてみて下さい。
どうしてもバランスが取れない場合に広い歩幅を考えて下さい。
その他下半身の強い方、パワーヒッターの方は歩幅はより広くなると思いますし、
またコントロールを重視する方、体の回転でスイングスピードを出される方は歩幅は
多少狭くなると思います。
④歩幅の取り方(足の開き方、順序)はとても重要です。
歩幅を決める際にどちら側の足を動かし開いていくかによって最終的にアドレスが
右体重か左体重かが決まります。
体重のかけ方でアドレスの形も決まりますし何を求めるかも決まってきます。
ⅰ)飛距離重視の場合:左足を固定し右足を右方向(目標と反対方向)に平行に開く。
ⅱ)精度重視の場合:右足を固定し左足を左側(目標方向)に平行に開く。
体重のかけ方でアドレスの形、球筋が変わりますので意識して確認してください。
[Ⅱ]前傾姿勢
①前項[Ⅰ]でご説明したスタンスをとったところからがスタートです。
足の付け根から少し上部を両手小指側で押し込みながら前傾を取っていく。
臀部を後ろ側に突き出すようにし。
その際に臀部は下げないで尾骶骨部分を垂直方向に持ち上げる、吊られたような
《イメージ》で前傾姿勢をとる。
重心はおへそあたりにある《イメージ》を持ちあまり下げ過ぎず膝はまだ曲げない。
➁①を続けていくとつま先が上がり完全な踵体重になり後に倒れそうになりますので
倒れる手前のところで押し込みをストップする。
この時点で両肩前部分を結んだ線(胸の上部)と、両つま先を結んだ線の2つ位置が
大体重なっており、目線は斜め前方の地面に向いています。
★ボール位置より体から離れるように外側、前側で身長の2.0倍から2.5倍くらい先を
見ていると思います。
臀部はかなり後方にあると感じられると思います。
③その状態では体重はほぼ臀部側(踵体重)になっていますのでそのままの体勢を
キープしたまま土踏まずからつま先側に体重が来るまで前に移動します。
★単純に頭の位置を前に出す感じであり目線も平行に前側に動くだけです。
額を前方に引っ張られて移動している感じです。
④最後に目線をボールを置く位置に移動させますが目線だけを動かし体の関係は
変えないようにして下さい。
★目線を体の中側(ボールの位置まで、体に付近づける)に移動させるだけで
首から背中にかけての部分が丸くなりますので力もとれると思います。
⑤体全体の筋力で体重を支える様に多少膝を曲げ緩めます。
前傾姿勢はかなり深いと感じられると思います。
★実践的な感覚としましては前に倒れそうになる体をテークバックした勢いと
クラブの重さで引き合い、バランスをとっている感じです。
★体を小さく使っていてもったいなく感じられるかもしれませんが筋肉は伸ばし切った
状態では力を発揮する事は出来ません。
★インパクトの時点でも筋肉は伸びきっていない事が重要です。
体(筋力)を無駄なく、緩みなく使い、クラブに大きな仕事をさせるためには
深い前傾姿勢は必須です。
出来上がったアドレスの前傾姿勢は飛球線後方から見るとひらがなの『く』の字の
ようになっています。
★『く』の字は前傾姿勢が深い為、普通より潰れた感じの『く』になっています。
⑥アドレス時の重心位置については理論的より感覚的に理解した方が良いと思います。
アドレス時の重心位置は体の寸法、密度等がすべて均一にできている無機質な物体だと
考えると前後左右の中心になります。
数学的、物理学的な理論、理屈は避けますがとにかく上下左右斜めへの直線的運動、
回転的運動等の動きに対して一番ブレないところと理解して下さい。
体型、体格、バランス、感覚が人それぞれ違っていますし、アドレスを決めた際に
頭頂部からつま先まで前記の物体のような均一化させれた、画一化されたバランスに
なっている事はまずありません。
また歩幅(足の位置)を決める事によって、クラブをグリップした事によって体重の
かかっている位置も動いていきます。
このように諸条件によって実際の重心位置は物理的のも、感覚的にも変わってきます。
よってあまり複雑に考えずアドレスが決まった際に上下前後左右のバランスが取れた、
違和感の感じられる事ない体勢を取る事を特に重要視して下さい。
★バランスを体感するためには足の踏みかえを何回かすると良いと思います。
但し、感覚的には最後に足を降ろした側に体重がかかる事を意識しておいて下さい。
クラブ別、状況別アドレス、歩幅はコースでの実践の際に別途記述します。
[Ⅲ]グリップ(左利きの方は左右逆にご理解下さい。)
①両腕の向きを決める。
足の付け根辺りを押し込んで前傾姿勢を作った後、両腕は脱力してだらりと下げます。
両腕をだらりと下げる際には両手の平が向かい合うようにして下さい。
また懐の広さ(胸、腹部と小指側の間隔)は前傾姿勢の浅めの方は間隔が狭くなり
(手が体の近くある)、深めの方は間隔が広く(手が体から離れている)なります。
★出来るだけ深めの方が懐が広くなり理想的なアドレスになると思います。
➁現在の姿勢は両手はだらりと下げたままになっています。
ここで手首を固定したまま肘が下を向くように腕全体を回転させて下さい。
手のひら、肘の前面の窪み(肘窩,チュウカ)が正面(上)を向くように回転します。
③次に肘が下を向いたまま手首だけを回転させて手の平を向かい合わせにして下さい。
この時点ではまだ両手は体の幅で離れたままになっています。
④その状態から右手の位置はそのまま固定しそこに左手を合わせます。
★決して左手に右手を合わせないで下さい。
この体勢で逆に左手を固定してに右手を合わせに行くと右肩が前に出てきて
体が開き、アドレスが歪みます。
⑤合わせた両手を前後の位置(体との間隔)を変えずに左足太腿の中間あたりまで
平行移動します。
合わせた手を左手の位置まで移動する際に右肩が出てこないように直線的、平行に
体と両手の間隔を変えずに移動して下さい。
⑥手を重ねたまま移動したその位置(左太腿前)でクラブをグリップします。
★グリップには大きく分けて一般的にはオーバーラッピング、インターロッキング、
ベースボールの3種類があります。
またその他の変形タイプも色々とありますのでグリップしてみてみて気持ちの良い、
しっくりくる、違和感がない事を前提に探して下さい。
グリップは違和感のない事を大前提にしベーシックなものに合わせてしまう事の
ないようにして下さい。
❝余談ですが私は距離を求める場合は変形ベースボール、通常はオーバーラッピング、
精度を求める場合は逆オーバーラッピング、全く距離のいらない方向性だけを求める
場合はクロスハンド、片手等々状況に合わせて使い分けています❞❞
⑦通常のグリップの仕方としましては下記がお勧めです。
右利きの方はなるべく左手は手のひら(パーム)で、右手は指(フィンガー)で
また左利きの方は右手のひら(パーム)、左手は指(フィンガー)で握る方がよいと
思います。
★理由としましては下記になります。
利き手はフィンガー:器用な手先をうまく使うため。
反対の手はパーム:ヘッドの動きをバラつかせず利き手の邪魔をしないため。
両手のバランスが取り易く安定的にしっかり握る事が出来るという点にあります。
★グリップをした際には右利きの方は右手が先(前方ヘッド側)の方にあり
左利きの方は左手が先(前方ヘッド側)にあります。
その為、利き手側の肩が前に出る事なりますのでそのままでアドレスすると体が
開いた状態の歪んだアドレスになってしまいます。
歪みを無くす又は少なくする為に左右の腕の長さを出来るだけ同じにして
使いたいと思います。
★その方法は下記になります。
グリップエンドが右利きの方がは左太腿の真ん中辺りを左利きの方は右太腿の
真ん中あたりを指すように構える。
★右利きの方は左手を先に、左利きの方は右手を先に握り位置を固定して下さい。
★次に利き手側の肩の位置を固定したまま反対側の手に手の平を合わせるように
横から添えるようにし体と平行に移動させながら合わせます。
そうすると利き手は肘を下向きにしたままで曲がったままになります。
右利きの方は左手肘部の位置が右手肘部より高くなり左手の肘の下側から右手の
肘の窪み(肘窩,チュウカ)の隙間に細い棒が入るような感じになります。
またこの空間が出来る為には手、腕,、肩、体全体のリラックスが必要です。
ここに空間が出来ない事はどこかに力が入っているという事になります。
⑧グリップの強さは出来るだけソフトに握って下さい。
グリップを強く握ると体全体に力が入り、力みが生じバランスが崩れます。
力みは体の強張りとなり運動に必要な精度、スピード等すべてにマイナスです。
グリップは両手の強さを出来るだけ同じにし軽く、ソフトに握りましょう。
握り方の間隔には色々な表現がありますが参考までに幾つか載せておきます。
★クラブをゆるく握って(通常の50%程度)クラブを振り飛んでいかない程度。
★毛糸の手袋をはめたままクラブを振って飛んでいかない程度。
★濡れたおしぼりを握って水が垂れない程度。
★大福もちから餡子が飛びだなさい程度。
★竹輪の穴が潰れない程度。
★家庭用のスポンジを握りつぶさない程度 etc
⑧グリップの向き
向きには大きくいってウィーク、スクエア、フックと3種類があります。
向きはどのタイプでも良いと思いますが通常は左右の手は同じ向きを向いた方が
違和感は少ないと思います。
また左右が別々でもそれがしっくりくるのであれば問題はないので採用して下さい。
握る向きによっても球筋が変わりますので球筋から向きを決める事も出ると思います。
⑨アドレスを取りグリップをした際に体全体どこにも力みがなく、違和感がなく、
バランスが取れている事を確認 して下さい。
グリップのバランスが取れていないと、どこかに力が入っていると感じられたり、
フワーと体が浮いた感じがしたり、《呼吸》が安定しなくなったりする感じがします。
グリップの体全体の違和感が感じられなくなくなるまで何回もトライしてみて下さい。
[Ⅳ]気にすべきポイントまとめ
〈ⅰ〉スタンスの取り方:①つま先はバランスよく立てるように開く。
➁背筋を伸ばしすぎない程度に直立する。
③足を開く際の体重のかけ方と移動させる足は一致する。
④通常の場合、体重は右側(右利きの場合)に多めに掛ける。
⑤歩幅は自身のスイングバランスを考慮する。
〈ⅱ〉前傾姿勢の作り方:①出来るだけ深い前傾を意識する。
➁懐に弾力のある風船があるような《イメージを》持つ。
③土踏まずからつま先の間で体重を支える。
④左肩が右肩より高くなる。
⑤少し潰れた『く』に字型なる。
〈ⅲ〉グリップの作り方:①腕の回転、手首の回転を左右均等に行う。
➁手の平を移動をする際は平行移動する。
③利き手はフィンガー、反対の手はパームで握る。
④向きは左右を合わせる事がお勧めです。
⑤全体の一体感を持てるように握る。
以上でアドレスについての説明は終わります。
稚拙な文章の為、今回も説明不足で不明確な点が多々あると思います。
今後のコースでの実践的なテクニックの説明の際にあらためまして追加説明を行いたいと
思っておりますので今後もお付き合いいただけましたらば幸いです。
お読みいただきまして有難う御座いました。
次回はテークバックからトップ までを書く予定です。
GENSHI
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