GENSHIです。
今回は【道具にこだわるPart2】について書きます。
ゴルフは道具を使うスポーツです。
道具につきましては人それぞれ好き好きがあると思いますので自由に選択されればよいと思います。
しかしある程度はクラブ選択の為には理論、理屈をベースに持っておく必要はあると思います。
ただ、最終的に重視する事は自分自身の【感覚】【感性】《イメージ》です。
初めから書き続けておりますがその3点をメインに置いて上達する考え方、方法を提案しております。
しかし、そのように考えて書いている中でプロの方が話されていた事を思い出しました。
『ゴルフを始めた子供の頃より自分の【感覚】だけでゴルフをしていました。
それでもプロにはなれましたが今まで結果がサッパリ出ていません。
それを打開する為にレッスンプロについてゴルフを作り直すことにしました。』
というような内容でした。
この事は私のご提案している『ヒント&レッスン』の本質とは180度異なっています。
この差は何かと考えますと以下の事だと思われます。
イ)それだけプロの方と素人のゴルフは本質的に全く異なったスポーツである。
趣味のゴルフと競技ゴルフの違いは大きく、考え方の差も相当異なっていると思います。
雑な言い方ですがお金を使うゴルフと、稼ぐゴルフの差だと思います。
ロ)ゴルフのキャリアの差によって同じ内容でも考える時期、タイミング、内容、確度、等が
大きく異なっている。
長い時間ゴルフと相対していると【感覚】、【感性】と〖体のバランス〗がズレてきて
今までの延長線上の改善、進歩だけでは日々進化している競技ゴルフに対応出来なくなって
しまうのだと思います。
ハ)出来るだけ短時間で結果を出す事を求められる環境とそうでない環境との差がある。
素人は良かったり悪かったりで一喜一憂して楽しみますが、短期間での結果を求められる
競技ゴルフとではそもそも環境が違い過ぎます。
そもそも競技ゴルフと素人の遊びゴルフと比較すると先にも書きましたが名前は同じでも
全く違ったスポーツだと思っています。
上達するという事についても目的は同じでも手段や方法は私のような素人とは全く異なった
考え方、方向性を持って組み立てられています。
結果の出し方もそうですが出す結果自体も意味が違っておりますので同じ土俵で考える事は
出来るものではないと思います。
ⅶ)クラブ:皆さんもクラブについては特に関心を持たれていると思います。
ここでは私なりのクラブの選択の為の考え方、方法をご提案させて頂きます。
内容に入る前にまず先に但し書きを3点書かせて頂きますので以下の事を忘れずに
お読み下さい。
イ)クラブ選択の考え方、方法を提案させて頂くのみにさせて頂きます。
◆クラブについて考える場合はクラブの構成パーツ別に物性、特性を項目別に
詳細説明をすべきなのだと思います。
私はカタログ、スペック、数値マニアですので幾らでも詳細なカタログ説明、
スペック比較、データ等を書く事は出来ますが、そうしますと内容がとても
膨大な量になってしまいますので、ここではクラブを選択する場合の考え方、
方法をご提案するのみとさせて頂きます。
ロ)コマーシャルの売り言葉、カタログの表現を期待し過ぎない。
◆クラブは1年から2年毎に新しいものが売り出されます。
新製品が発売されると決まって【飛距離性能UP】、【直進性能UP】、
【スピン性能UP】、〖飛んで曲がらない〗、〖飛んで止まる〗、等の
コマーシャルを見ます。
ゴルフを始めて30年以上になりますが出る度に良くなっていれば今頃は
楽々300Yard以上飛び、グリーンを外す事のない完璧なゴルフが
出来ていても不思議ではないと思います。
実際はそのような事はないですのであまり振り回されないようにして下さい。
カタログ、MCは新製品の情報として参考にするくらいにして、購入の決め手に
する事は出来るだけ避けて頂いた方がよいと考えております。
ハ)クラブを購入する際には新製品が出る度に買い替える事は出来ませんので
途中でリシャフトはする事はあるかもしれませんが10年間は使ものえをものを
選択して下さい。
私のような素人がクラブ購入後に自分に馴染むまでの時間は大まかに言って
2年~3年位は掛かりますし特にアイアンはより時間が掛かってきます。
私の感覚的には下記の感じになります。
イ)手に馴染む期間:購入から2年~3年
ロ)調子が上がってくる期間:1年~2年合計(合計:3年~5年)
ハ)スコアがアップし安定する期間:2年~3年(合計5年~8年)
ニ)買い替えを検討する期間:1年~2年(合計:6年~10年)
※このように考えて約10年位は使える、飽きのこないヘッドを選択される事を
ご提案させて頂いているのです。
◆それではクラブ選択についての本題に入りましょう。
クラブを選択する際にはゴルフショップやメーカー等の専門のフィッターによる
フィッティングを必ず受ける事を提案致します。
出来れば異なったショップ、メーカー数カ所でフィッティングしてみる事を
お勧め致します。
理由はフィッティングの正確性、精度を上げる為です。
せっかくデータを取るのですから出来るだけ諸々の数値を正確に出したいと
考えていますので是非行って下さい。
データにつきましては皆さん気になると思いますのでフィッティングをする際に
フィッターの方にデータを出して頂く様に依頼して下さい。
そしてデータの見方、クラブを選ぶ際にどのデータ数値を一番気にすればよいか
質問し、確認し、場合によっては自分で調べ、確実に理解して下さい。
また理解出来ない場合はいろいろなフィッターやショップの方に確認して下さい。
そして確実に理解出来てからクラブ選択に入って下さい。
ここでメーカーやショップのフィッターの方にフィッティングをして頂く際に
まず第一に重要なポイントは何かと言いますと〖感性〗、〖感覚〗です。
自分に合う合わないを決めるのは最終的にはフィッターではなく自分自身です。
一番大事な事は自身の〖感性〗だという事を忘れないで下さい。
データは事実を表しますが感覚的な事までは表現出来ません。
データ的に結果が良くても振ってみた感じに何となく違和感が有る場合は
自分自身の〖感覚〗、〖感性〗を大事にして下さい。
a)何となくよさそうな球筋は出るが振った感覚に違和感があるものと、
b)よさそうな球筋ではないが気持ちよく振れるもの,とを比較すると、
購入後、振り込んで調整(〖感覚〗、〖感性〗、《イメージ》、《呼吸》、
〖動き〗、等、諸々のマッチング)しますが、落ち着いてきてからの安定性は
確実に【 b)】後者の方が勝っています。
ゴルフに慣れ、フィッティングに慣れてくるとフィッターの方の意見を
重視し過ぎる傾向にあると思います。
私の経験からの一つの感想ですが現在のフィッティングでのデータ収集能力に
ついての精度、正確性はかなり高いと思います。
しかし人の心、感覚までは分かってもらう事は難しいと感じています。
フィッティングを重視するか、感覚を重視するか、またデータをどう捉えるかは
皆さんの判断になります。
1本のクラブを選ぶにしてもじっくり考えながら判断して下さい。
どんなに良いものでも自分に合わなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
▲ヘッド:ドライバーからパターまで形状には好き嫌いがあります。
形状は見た目の表立って嫌いばかりではなく、潜在的な部分で何となく
体が感覚的に違和感を感じる場合もあります。
この❝何となく違和感❞がとても重要であります。
ヘッド形状によっては構えやすさ、ボールのつかまり、方向のバラツキ、
高低のバラツキ、等いろいろと違和感が発生してしまいます。
自分の〖感覚〗〖感性〗に合わない形状のヘッドではミスを呼びます。
まず第一に持ってみて、見た目の感覚を最優先して下さい。
これが一番大切なポイントです。
何となく❝ピン❞ときたものが一番です。
❝ピン❞ときたクラブに出会ってしまうとその後どんなクラブを見ても
自分に合わないところ、理由を無理やり探しだして選択肢から外す
言い訳を考えているだけになります。
ですからクラブを調査する事は良いですが選択肢としてその他のクラブを
考えたいのであれば日を改めてた方が良いです。
またその日❝ピン❞ときたものがあったならばすぐに試打しましょう。
良い感覚があるうちに試してみて結果をデータとして残しましょう。
※重要な点ですがその日は購入しないようにして下さい。
次回もう一度試打してその結果また、その他のクラブを試打した
結果で判断する方向性を決定して下さい。
※試打も同じショップや練習場でするのではなくショップなり場所を
変えた方がよいです。
可能であればレンタルして試打してみる事も有効だと思います。
球筋、ヘッドスピード、打ち方、構え、インパクトポイント、
ロフト角、等により、最終的に1本に絞り込みましょう。
※絞り込む為の選択肢(ヘッド)
◆ヘッド形状:洋梨型、扁平型、丸型、
◆フェイス形状:シャローフェイス:ボールが上げ易い
ディープフェイス:強弾道が打ち易い
◆ロフト角:8度~12度
◆ライ角度:アップライト:通常に構えトウ側が浮く
フラット:通常に構えヒール側が浮く
▲クラブのソールを地面と平行に置いたときにシャフトと
地面が作る角度。
体型、スイング、球筋によって選択する。
◆バンス角:ハイバンス:12度以上 ローバンス:8度以下
▲ウェッジのソール部分の出っ張りをバンスといい
水平面に対する出っ張りの角度がバンス角。
スイング、打ち方、求める球筋によって選択する。
▲シャフト:クラブのシャフトは特に気にしない方も多いと思います。
標準のセットシャフトを使用される事が多いと思いますが基本的には
そのメーカー推奨のセットシャフトがヘッドとのマッチングの平均点は
一番になっているはずです。
しかし気持ちよく振れない方もいらっしゃると思います。
その方は特注のシャフトをピックアップする事になってきます。
グリップも含めヘッドと手をつなぐ重要なパーツです。
シャフトも幾つかの選択肢がありますので参考にして下さい。
◆硬さ(フレックス):シャフトのしなりに影響します。
(柔)L~A~R~S~SX~X以上(硬)
メーカーによって多少数値的には違いがありますが
大体同じ感じではあります。
その違いはフレックスの設定は振動数にて行っている為
測定、シャフト自体のバラツキが要因です。
◆トルク(ねじれの強さ):ヘッドのターンに影響します。
大)5.5以上(中)3.7前後(小)2.7未満
トルクの大小はヘッドのターンのし易さし難さと考えても
よいと思います。
◆調子(キックポイント):シャフトの一番しなるポイントです。
元調子、中調子、先調子、ダブル
キックポイントは上記の特性によって広い範囲で分布が
分かれているよう思われているでしょう。
しかし実際は数cmの範囲内に分布しており各メーカーから
似たようで異なる仕様のものが沢山販売されております。
その数cm範囲での違いは影響がないように思いますが
実際は人間の【感覚】はとても素晴らしいもので試打すると
ほんの数cmの違和感を感じるはずです。
それくらい繊細なものですので重視して下さい。
数値はあくまでも測定機に由るものであり、人間が実際に
スイング時はまた違った数値を出す可能性がありますので
必ず試打して〖感覚〗に合うか確認して下さい。
※シャフトについてですが参考までにカットした場合でも
調子は変わらずフレックスが硬くなるだけです。
身長や長さの好みによってカットする事をお考えの方は
気を付けて下さい。
◆重量(質量):重量と質量は意味は多少事なりますが一応同じと
考えて下さい。
※文字表現した内容を基に上達する事を考えていますので、
文字の意味を統一すべきと思い但し書きをしました。
単純にシャフトの重さですが日によって、体調によって
重くも軽くも感じます。
クラブ全体のバランスによっても感じ方が異なりますので
こちらも必ず試打して〖感覚〗に合うか確認して下さい。
〖感覚〗も毎回変わりますので1回だけではなく何回か
フィッティングしてみてその中でどのバランスがよいか
じっくり選択して下さい。
▲その他:クラブを選択する際に気にすべき事は多々ありますが全てを網羅する事は
出来る事ではありません。
ヘッド、シャフトのスペック以外にも気にする事は沢山あります。
ザっと下記の事が思いつきますが自身にとって何が重要かを考えて
自分自身にピッタリマッチする1本を見つけて下さい。
◆構 え:オープン、クローズ、スクエア、
◆球 筋:ドロー(フック)、フェード(スライス)、ストレート
◆弾 道:高い、中間、低い
◆手 首:リストターン使用するしない、コック使用するしない、
◆軌 道:インサイドアウト軌道、アウトサイドイン軌道、
◆ミート率:低い(1.3前後)、高い(1.5弱)
◆グリップ:太い、中間、細い
◆フェイス:オープン、ストレート、クローズ
◆カ ラ ー :落ち着いた色(ダーク)、明るい色(ライト)
その他、選択する条件はあると思いますが自身でどの項目が気になるかを
見つけて頂き、後は〖感覚〗〖感性〗に従ってピックアップして下さい
➁簡単な調整は自身で出来るようにする。
▲道具は購入したままで使う事も出来ますしそれくらい完成度は高いと思います。
しかし道具には小さなちょっとした違和感を感じる事もあると思います。
その違和感は他人にはなかなか理解してもらう事は出来ないものだと思います。
それを調整できるのは自分自身です。
簡単な調整、ちょっとした違和感を修正する位は自分で出来るようにしましょう。
下記の内容は比較的簡単に作業出来るようになるものです。
是非チャレンジして出来るようになって下さい。
このような作業が出来るようになる事で趣味としてのゴルフの幅も広がりますし、
スコア改善にも大きく関わってきます。
◆グリップ:グリップを交換するだけで違和感は解消出来ます。
a)材質、b)太さ、c)カラー
d)下巻き:グリップをしっかり握るように調整します。
下巻きは両面テープを使用します。
通常下巻きは隙間なく渦巻き状に巻いていきますが
違和感がある場合は、全体的、部分的に1重、2重、
3重、等厚みを変えて巻きます。
人間の手は人により形、厚み、指の長さ、握力、等が
異なっております。
人それぞれ異なっているにも関わらず同じ巻き方、
厚みで良いのでしょうか。
それでは違和感が出ない訳はないと思います。
その違和感を無くす為には自身のグリップの下巻きを
どのような巻き方にすればよいか研究されてみる事を
お勧めします。
下巻き一つで球筋、弾道、ミスの種類や度合いも
変わってきます。
スコアにも直結してきますので試してみて下さい。
e)差し方:一般的にはストレートに差してあります。
手の形や指の長さ、厚みに個性があるように差し方に
捻じりを入れた方が良い場合もあります。
捻じり方にも全体的、部分的等ありますがどのような
形が良いか、違和感がないかを研究してみて下さい。
こちらも先ほどと同様にスコアに直結してきますので
試してみて下さい。
◆クラブ重量:基本的には鉛を貼ってバランスを変える事なく
単純にクラブの重量だけを変える。(重くする)
四季で体の動きが変わり動く時期、動かない時期、
それぞれ同じスペックで対応できるかです。
何か対処する事でスコアを改善出来るのであれば
試してみる価値はあると思います。
まず重量を変えてみて、どうなるか試してみる事も
楽しいと思います。
※クラブの重量を変える際には鉛に板を貼りますが
その際には必要と思われる枚数の最低2倍位は
貼って下さい。
それを1枚づつ剥がしながら振り込んでいき
一番気持ちよい重量ををみつけて下さい。
重量を変える際にはヘッド側だけではなく
グリップ側にも貼り、スイングした〖感覚〗が
どのように変わり、どのようなものがベストか
探して下さい。
◆ヘッド重量:クラブ重量はヘッド側とグリップ側、両方に鉛を
貼りクラブ重量を変えます。
ヘッドのみに鉛を貼るとバランスが変わります。
最近のクラブは錘調整機能が付いていますが
それで全てが満足するわけではないと思います。
季節、天候、体調、気分等によりヘッドの質量が、
変わって違和感として感じられます。
重量の〖感覚〗はただクラブを持った場合には
感じる事は出来ますが実際ボールを打つスイングを
するとなかなか分からないと思います。
プロの方は0.5[g]~1.0[g]のヘッドの重さの
違いを感じられると言います。
私のような素人ゴルファーで2.0[g]以上になるかと
思います。
初めのうちは意識しないと違和感は感じられないと
思いますが実際は体は違和感に反応していて何かを
しようとしてしまいます。
違和感の内容が把握できていない為、その反応は
毎ショットバラバラになってしまいます。
その結果、ミスショットを発生させてしまいます。
それを無くす為にも細かい調整を行う習慣をつけて
下さい。
このような細かい調整は素人には全く必要ないと
言われた事も多々ありました。
しかしこの調整はクラブの性能向上の為の調整の
役目と、もう一つ大事なものがあります。
それは精神的な安心を手に入れらる事です。
自分自身で調整した事で自信をもってスイングして
いく事が可能になります。
失敗した場合は自分の調整が上手く行かなかったと
納得する事が出来ます。
それを繰り返しながら自分に合うクラブの特性を
把握しまた調整すれば良いだけです。
初めのうちはデータを取りそのデータに従って
機械的に調整する事をされるとよいと思います。
そのうちに自然にTPOに合わせて調整する事が
出来るようになります。
このような細かい事をチェックする事でスコアが
改善していくのです。
このような内容は自体はなかなか信じられない事と
思いますが、皆さんも是非是非試してみて下さい。
思ったより【効果抜群】です。
素人程、細かいスペックにこだわった方が良いと
思っています。
※プロの方、上級者の方のように何回か振るだけで
クラブ特性を直ぐに理解しスイングを調整出来る
能力は持ち合わせておりません。
ですのでそのような高度な【感覚】で対応する
ような部分は、【感覚】的に対応出来るように
なるまでは機械的に対応したいと考えています。
以上で【道具にこだわるPart2】についての説明は終わりです。
ゴルフは道具によってスコアが大きく変わる可能性があります。
しかもメインの道具であるクラブはもちろんですがそれ以外の道具が思ったより大きな結果を
もたらす事が多々あります。
一つの道具では1打、多くて2打位しか変わりませんが幾つも道具が集まると5打から10打位は
改善する事が可能となります。
この辺りの細かい事は周りの方々にお話ししてもなかなか理解頂けない部分ではあります。
しかし出来るだけ楽して、楽しく、節約して、上達する、スコアを改善する為には気を付けられた方が
確実に結果を出す事が出来ます。
本当にスコアを改善したいと考えられているのでしたらばショットの練習にばかり時間、体力、お金を
掛けるのではなく、考え方を変えてみる事を提案致します。
確実に効果は出ます。
今回も稚拙な文章、内容ですがお読み頂きまして有難う御座いました。
次回は【道具にこだわるPart3】について書いていこうと思います。
GENSHI
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