GENSHIです。
今回はゴルフ【道具にこだわる】Part3について書いていきます。
再三ですが道具を使用するスポーツですので道具にはある程度まではこだわった方が
上達の早道だと思います。
ゴルフではPart1,Part2でも書きましたが多種の道具を使用します。
それぞれの道具の使い方で少しづつスコアは改善する事が出来ます。
その中で特にクラブはウッドからアイアン、パターまで合う合わないがスコアに直結してきます。
その為にはクラブ選択には十分な時間、準備が必要となります。
ではどうすれば自分に合うクラブを見つける事が出来るでしょうか。
方法については幾つかありますが私のお勧めは2段階で考える事をご提案致します。
○機械的選択:データをベースに自分に合うスペックを見つける。
○感覚的選択:自身の《イメージ》【感覚】【感性】に合うスペックを見つける。
この方法でしたらば特に難しい事もなく、複雑でもなく、誰でも出来るものです。
順序立てて説明致しますので参考にして頂けましたらば幸いです。
それでは説明に入ります。
③試打会にまめに参加し自分に合スペックを見つける。
ここ3年程はコロナ感染症の影響にて試打会の開催がほとんどない状況でした。
最近はコロナも落ち着き始めやっと試打会も増えてきました。
自分に合うスペックを探すのであればⅰ)メーカーの試打会,ⅱ)量販店での試打,ⅲ)メーカーの
レンタルサービスの3種類があります。
それぞれメリットがありますのでどのように利用すればよいかまとめてみたいと思います。
あくまでも私の経験からの考察ですのでお役に立てるとはお約束は出来ませんがクラブ選択の際の
ご参考にして頂ければ幸いです。
ⅰ)メーカーの試打:メーカーの試打は大まかに言って練習場で開催される試打会、メーカーの
試打場での2パターンがあります。
測定、解析、提案、等のフィッティングは自社のクラブを熟知した専門の
スタッフによって行われます。
自社のクラブについてのスペック、特性、使用条件、マッチング、等に
ついては十分に把握されております。
そのような環境で試打した場合、そのクラブメーカーのクラブに限っては
測定結果についてのデータ解析内容、選択についての質問、等の回答は
とても精度の高いものを頂けると思います。
クラブ設計の基本コンセプトが分かっていますのでこちら側の希望に
合うものを大雑把に選択しそこから詰めていく事が可能です。
他社製品との比較は出来ませんがその分、自分に合うスペックについて
詳細部分まで突っ込んで固めていく事が出来ます。
それによりそのメーカーの中での最良のものを選択する事が出来ます。
試打を行う際の考え方は大体下記になります。
イ)試打(フィッティング)には時間制限がありますが時間内で
出来るだけ数多くのスペックのクラブの試打を行い自分に合う
方向性を見つける。
スペックは180度違った2方向から試打していき傾向を把握する。
ロ)自分に合うクラブ特性の傾向が見えてきましたらば次は細部まで
詰めていきますが下記の順番に整理すると簡単に出来ます。
a)シ ャ フ ト:素材 ⇒ 重量 ⇒ フレックス ⇒ キックポイント
b)外 観 形 状:ヘッド形状 ⇒ グリップ形状 ⇒ カラー
c)ヘッド仕様:ヘッド厚み ⇒ ロフト角 ⇒ ライ角
d)そ の 他:全体の見た目 ⇒ 全体のバランス
ⅱ)量販店での試打:こちらはメーカーの試打とは異なっていていろいろなメーカーのグラブを
試打する事が出来ます。
ショップにはメーカーの認定資格を持たれているフィッターの方も
いらっしゃいますが基本的にはショップ認定のフィッターになります。
フィッターの方は基本的にショップで取り扱われている全メーカーの商品に
ついてはほとんど把握されております。
ですのでクラブメーカーを指定してスペックを詰めていく事も可能ですが
スペックからメーカーを絞り込んでいく事も可能です。
この事のメリットは多々ありますがメーカー名に囚われる事なく自分に合う
クラブを選択出来るという点です。
クラブのいろいろなスペックは大まかに表されていますが細かく数値的に
表すと思ったより大きな差があるものなのです。
その部分を理解して先にメーカーを絞り込み過ぎないようにしないと
本当に自分に合うクラブを見つける事は出来ないと思います。
こちらの試打を行う際の考え方は大体下記になります。
イ)まずはメーカーにこだわりを無くし測定結果により、スペック重視で
クラブの選択を行いましょう。
先にも書きましたがスペックは実際は細かい数値の組み合わせです。
自身の《イメージ》【感性】【感覚】に合うものを見つける為には
メーカー在りきで考えない事です。
ロ)メーカーの試打とは異なって細部までは測定、解析、選択する事は
あまりにクラブの選択範囲が広すぎて出来ません。
ですが限られた何種類数値を多数のメーカーで比較する事は
出来ます。
それをベースにメーカー、製品、スペックを選択するには十分に
役に立ちます。
ⅲ)レンタルサービス:最近は有償が多いと思いますがいろいろなメーカーでクラブレンタルが
行われるようになってきました。
またショップでもコースでのラウンドで試す事の出来る試打クラブを
連絡出来るようになってきました。
通常のネットの中での試打とは異なって実践で試打出来る事は大きな
メリットになります。
幾つかメリットを上げてみますので有償の場合、費用対効果を考えて
試してみるか検討してみて下さい。
イ)ある程度長い時間使用する事が出来るので練習場、コース等で
いろいろなテストをする事が可能です。
※打ち込み
※いろいろな弾道・球筋
※ミスショット
※〖体とのマッチング〗〖感性〗〖感覚〗《イメージ》
ロ)コースでのラウンドで実践テストが出来るのでそのスペックが
本当に自分に合っているのか練習場と違ってプレッシャーの中で
『肉体的』〖思考的〗『精神的』『感覚的』《イメージ》も
チェックする事が可能です。
如何でしたでしょうか。
試打をするだけでも条件によって結果の捉え方、判断の仕方、理解の仕方に大きな違いが出てきます。
本来、自分に合うものを探し、絞り込む為に試打、フィッティングを行っているはずです。
それがせっかく時間をかけても間違った捉え方をすると全く役に立たない事になってしまいます。
ゴルフを始めたばかりの方、伸び悩んでいる、女性の方は比較的に試打、フィッティングを
遠慮される方が多いと思います。
それぞれ理由はいろいろあると思いますが遠慮なく、怖がらず、嫌がらず、少し図々しいくらいで
試打、フィッティングをされる事をお勧めします。
フィッターの方よっては『まだ経験的にフィッティングは早い』『腕が伴わないから必要はない』
『今の状態ではどれを選んでも変わらない』などと言う口の悪い方もいらっしゃる事は事実です。
しかしそのような事を言われる方は無視して自分の為に体験してみて下さい。
試打、フィッティングの回数を積み重ねる事によって自分に合うものがハッキリしてきます。
先にも書きましたが最初にスイングした形、球筋がベースになって進歩していきます。
何か余程大きな事がないと最初のスイング、球筋から変わらない為、試打、フィッティングは
ゴルフを始めて少しボールが打てるようになったら是非とも体験して下さい。
何回も体験していると《イメージ》〖感覚〗〖感性〗に合ったフィッターの方にも出会えますし、
必ず自分に合う道具に出会う事が出来ます。
④自分に合わないスペックを試してみる。
ある程度試打の経験を積んでいきますとクラブ選択の場合、データ的、スペック的な面から判断し
自分に合わないものは試打もせず、手にすら取らなくなってしまいます。
しかも自分に合うものが大体わかっているのでスペックに対しての注意も緩慢になってしまいます。
その事は試打に慣れてしまい似て非なるスペックについても大体大丈夫と適当な判断をしてしまい、
本来のフィッティングの目的から外れてきてしまっていると思います。
その為にも合わないと思っているスペックのクラブを試打してみて下さい。
基本的には余程の事がないと自分に合うスペックの方向性は何年経っても変わりません。
しかし自分の中で〖体の動き〗〖体使い方〗〖感覚〗〖感性〗は少しづつ変わってきますが
それに伴っていつの間にかに〖体〗〖感覚〗〖気持ち〗がルーズになってきて変わっている事に
気づかなくなってしまってきます。
それを気づかせる、思い出させる為にも自分に合わない方向性のクラブを試打してみて下さい。
そのメリット?デメリット?を上げてみましょう。
ⅰ)違和感を感じる:データ的に合わないスペックはスイングした際に何となく体に合わなく、
ぎこちなく感じてしまいます。
その違和感を感じる事で自分に合うスペックを再度確認する事が出来ます。
人間が感じるズレの〖感覚〗はキャリア、経験、腕の違いで表現の仕方は
異なりますがどなたでも確実に持つものです。
それだけ人間はとても敏感なものでありますのでその〖感覚〗を体から
無くさないようにする為には合わないマイナス・負の〖感覚〗を
忘れないようにして下さい。
人間は慣れてくると違和感を中和してしまい感じなくなっていきます。
つまり違和感を中和してしまう事は本質を忘れてしまう事になります。
その事を忘れないように十分違和感を感じて下さい。
※但し、気を付ける点は試打であまり沢山のボールを打ってしまうと
スイングをクラブに合わせにいってしまいスイングを崩してしまう
可能性があります。
ⅱ)スイング完成度の確認:スイングの完成度というのはあまり複雑に考えないで下さい。
プロの方のような完成度と考えないで下さい。
表現はよくないかと思いますが『どれくらい下手を固められたか』の
レベルを完成度と考えて下さい。
どのようなスイングをしていても一定したスイングが出来るように
なっていれば合う合わないがハッキリします。
それによりクラブのスペックを詰めていく際の最終判断が比較的に
簡単になります。
ⅲ)マッチングの差の確認:合う合わないの差がどれくらいかを確認する事が出来ます。
差が大きい場合は判断し易いですが、小さい場合は少し考え方を
整理した方が良いと思います。
人間は小さな差の場合はそれを埋めてしまうだけの〖順応力〗
〖応用力〗〖いい加減な感覚〗〖大雑把さ〗を持っています。
その能力の為に試打を繰り返していると合わないものも合うものと
認識してしまい判断を狂わしてしまう可能性があります。
出来るだけ多くの測定先(場所)、メーカー、スペック、等の
測定を行い、データを出来るだけ数多く収集し、十分に解析し精査し
一番合うものを見つけ出す事に注力すべきです。
そしてその内容によってどのように自分に合う道具のセッティングを
考え、対すればよいかがハッキリしてくると思います。
道具にこだわるのPart3についてはここまでに致します。
Part1~Part3まで書いてきましたが如何でしたでしょうか。
何回も書いていますがゴルフは沢山の道具を使うスポーツです。
特にクラブの選択についてはスペックを重視しますが本ブログではスペックの項目、意味についての
説明は省いております。
私はカタログ、数字、スペックマニアですので項目の説明、数値の意味、解析結果の判断等について
書けと言われれば幾らでも書けます。
しかしデータについては理解や参考にする必要はありますが、最終的にクラブを選択する場合には
《イメージ》〖感覚〗〖感性〗の方が重要です。
その為今回は選択する場合の考え方のにさせて頂きました。
クラブのセッティングについてどうすればよいかが分からない方には、ご自身のゴルフについて
出来るだけ詳しく書いて頂ければ私の分かる範囲でご提案させて頂きます。
今回も拙い文章、内容ですがお読み頂きまして有難う御座いました。
次回は【練習場で楽しく反省し、コースでのラウンドは真摯に楽しむ】ついて書こうと思います。
GENSHI
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