GENSHIです。
【人生を楽しむ】をコンセプトに自由に発信しています。
今回は前回の続きであるアイアンを組み立てるについて書いていきます。
前回でアイアンをバラバラに分解しましたが、今回はそれをベースにドライバーの時と同じように
組み立てていきましょう。
アイアンはドライバーよりも選択肢が多岐に亘っています。
ですので出来るだけ条件を整理していかないと訳が分からなくなってしまいます。
自分にフィット、マッチしたアイアンを選択する事はとても難しい事です。
このような事もゴルフの一つの楽しみと考えて、時間を掛けてじっくりと考えてみましょう。
そうする事により本当に自分に合うクラブセッティングをする事が出来ます。
それがスコアを改善する一つの大きなポイントになります。
ロ)アイアンを組み立てる。
◆アイアンの組み立て方はドライバーの時よりも気を遣う事が沢山あります。
アイアンは飛距離よりもハッキリ結果が出るクラブをお勧めします。
グリーン、ピンを狙う為のクラブですので上達する為にもミスがミスとしてハッキリ判る
クラブセッティングにする事を基本にして下さい。
組み立てていく順番の道筋にはいろいろと考え方はあると思いますが私のお勧めの組み立て方は
以下になりますのでご参考にして下さい。
●ヘッド:材質、製法、形状、フェースプログレッション、ヘッド長さ、重心深度、
重心位置、スイートスポット高さ
※ヘッドの材質を軟鉄、製法を鍛造にした場合、完全オーダーメイド以外は
選択肢自体は限られてきます。
上記の数値はヘッドによって決まってきますので試打して自分に合うものを
ピックアップして下さい。
※ピックアップする基準は以下の3点を重視して下さい。
この3点が測定可能なスペック項目を超えた特に重視すべき〖感覚〗です。
再三書いておりますが私のゴルフ『ヒント&レッスン』は自身が持っている
〖感覚〗、〖感性〗を生かしたゴルフの上達方法です。
『潜在能力』を目覚めさせる事と言い換えた方が分かり易いかもしれません。
【イメージ】、【呼吸】、【固定観念】もそれぞれが人間の持っている
〖感覚〗、〖感性〗の一つです。
その〖感覚〗、〖感性〗を十分に使う事で短期間で楽をして楽しみながら
上達し、しかも間を空けたとしても維持する事が出来るのです。
ⅰ)見た目(形状):日本人は外国人に比較して形状を気にする方が
多いと言われています。
見た目の形状を重視するか性能を重視するかは自身で
判断して頂きます。
私の考え方は『ピンときた』形状を重視しています。
基本的には『違和感』を無くす事を考えておりますので
まずは『見た目』を始めは重視しています。
自分の気に入ったヘッド材質、形状はあなたのスコアを
3打から5打は改善くれます。
ⅱ)インパクト音:音の有る無しで、良し悪しで距離感をつかなかったり
良いショットのはずがナイスショット感が出なかったり
(なぜかミスショットに感じでしまう。)と、気持ちよく
ショットをする事が出来ません。
音は気持ちよいものとそうでないものがあります。
ショットの音でナイスショットかミスショットかはすぐに
分かると思います。
練習場では次から次へとボールを打つ事で、コースでの
ラウンド時ではバタバタして走ったりする事で音の事を
忘れてしまっていると思います。
心を落ち着かせてその場面場面に冷静に対処する為には
とても重要な要素ですので十分に意識して下さい。
ⅲ)手応え:手に感じる振動は芯でインパクトした時の気持ちよさと
芯を外した時の何とも言えない気持ちの悪さが、出来るだけ
ハッキリと分かるものを選択して下さい。
材質、ヘッド形状、バランス、シャフト、グリップ等によって
ハッキリ分かるものとそうではないものがあります。
上達には自身の〖感覚〗〖感性〗を出来るだけ研ぎ澄まします。
その中で簡単に感じられる事こそ、またより敏感に感じる事が
出来るように日常の生活の中でトレーニングを習慣化する
必要があります。
今回はアイアンのヘッドの中で説明を行っていますがこの事は
ゴルフ全体にわたっていますのでまた別の機会に追記します。
〖感覚〗=『認識』『体感』⇒『認知』『感知』⇒ 『五感』
※感覚的に捉えられるもの。
※五感(目:視覚、鼻:臭覚、耳:聴覚、舌:味覚、
肌:触覚、)+(体:平衡感覚、内臓:内臓感覚)
〖感性〗=『機敏』『感受性』⇒『反応する事』
※感性が鋭い、感性が鈍い(反応速度の問題)
グリップの場合のこの〖感性〗,〖感度〗の磨き方は手袋・
防寒手袋・軍手・皮手袋、ゴム手袋・ポリ手袋、等々を
何枚か重ねてはめて軽くショットします。
いろいろな組み合わせでグッドショットやミスショットを手で
感じられるように繰り返します。
初めは1枚から段々に枚数を増やしていき 出来るだけ多くの
枚数を重ねてはめてもインパクト時の〖感覚〗を感じられように
練習してみて下さい。
※この練習のお勧めポイントは本来の目的である〖感覚〗、
〖感性〗を磨くこと以外に①ショット時に手首の使い過ぎを
抑えられる事、➁グリップを軽くそしてやさしく握る事、
③インパクトで力まなくなる事があります。
●シャフト:材質 、フレックス 、キックポイント 、重量 、長さ 、バランス
▲ヘッドが決まりましたらば次はシャフトを考えましょう。
シャフトは好みがあると思いますのでスチールでもカーボンでも
ステップ(シャフトについている節)有り無し、何でも良いと思います。
一番重要な項目は『違和感』なく振る事が出来るかです。
その1点を重視して選択すれば大きな問題はありません。
フィッティング時にスペックの説明を聞かず、余計な情報は入れず
ただ振ってみてそれがそれがどのように感じられるかで判断して下さい。
『違和感』が感じられるか、感じられないかそこが最重要ポイントです。
●グリップ:材質 、太さ 、差し方
▲グリップは天候によって材質的に使い辛いものがあります。
太さ、差し方の〖感触〗については個人差がとても大きいはずなのですが
通常はオリジナルの状態で使用している方が多いと思います。
細かい事を気にし過ぎるのはよくないのかもしれませんがその細かい事が
意外と大きな問題を秘めている事もあります。
◆人間の体の〖感覚〗は〖敏感〗な部分と、〖鈍感〗な部分と相反する部分があります。
何となく感じている『違和感』を〖感覚〗の〖鈍感〗な部分が飲み込んでしまい
その部分の『違和感』を感じなくさせてしまいます。
しかし体の〖敏感〗な部分が全体の中の一つとして何となく小さな『違和感』を感じ取り
それが体気づかないうちに全体に広がりそれが徐々にスイングを崩しってしまいます。
とても細かい事である無視してよいと考えがちな何となくの『違和感』というものは
実はとても重要な事なのです。
●ロフト角:8Iを基準に設定する。
◆アイアンのヘッドを考え組み立てていく際にどのクラブをベースに考えるかがあります。
一般的には6I又は7Iあたりを基準にしますが私は8Iをお勧め致します。
その理由につきましては下記にて説明致しますがアイアンの本来の使用目的を考えると
ハッキリしてくると思います。
それはアイアンは『精度』を求めているという事です。
素人的に考えた場合、一般的なコースでのアイアンの使用距離と『精度』のバランスを
考えた場合150Yard以内、実際は120Yard以内くらいがアイアンの『精度』を出せる
限界だと思います。
それ以上の距離は『精度』より〖飛距離〗を重視し、グリーンオンすればラッキー、
グリーン周り行けばOKくらいに考えてUT、FWを使用すべきだと考えています。
その考え方をベースにヘッドの設定を8Iから始めて下さい。
その際の考え方が下記になります。
▲ロフト角を決めてから距離を判断する。
ロフト角度は表示ロフト角とリアルロフト角があります。
基本はリアルロフト角で判断して下さい。
8Iのロフト角を35度~40度の間に設定する事をお勧めします。
※アイアンは飛ばない設定にする事をお勧め致します。
クラブ間のロフト角の差は4度~6度位にクラブを組み立てて下さい。
▲距離を決めてからロフト角を決める。
8Iの距離を例えば120Yardとか150Yardとかに先に設定しそれに見合う
ロフト角を見つけ、それを基準にラインナップする。
※アイアンの設定を6I~PWまでだとするとその中間が8Iになります。
8Iを練習すると両隣の7Iと9Iはそれ程『違和感』を感じる事なく
ショット出来るようになってきます。
7Iと9Iが打てるようになってくるとその両隣である6IとPWが
打てるようになってきます。
※アイアンで本当に芯で打つナイスショットする確率は低いと思います。
しかしその確率を少しでも上げる事が出来ればそれがスコア改善に
直結します。
その為にも自分に合うクラブ各パーツのスペックの把握、組み立て、
セッティングを考える事が重要です。
そして練習、コースでのラウンドでマネージメントを考えながら
楽しむ事が出来れば確実に上達します。
それを実行する事が出来れば、無駄に費用を掛けたり、闇雲に時間を
掛け過ぎたりというマイナスの部分は削減する事が出来ます。
繰り返しますが、そうする事によってゴルフは本当に簡単になりますし
楽に簡単に上達します。
◆私のゴルフ上達、維持についての考え方は日を空けず山程のボールを打つ練習、
体を鍛えるトレーニングをする事よりも、頭で考えた練習、マネージメント、
細かい事に気を付ける事によってなるべく楽しようというものです。
まず最初にすべき事は大汗をかいてショット練習をしたり、体自体を鍛える事ではなく、
自身の本能を呼び起こす事から始めましょう。
〖感覚〗、〖感性〗を大事にし《イメージ》、《呼吸》、《固定観念》の3点を意識し、
いろいろと頭を使ったゴルフマネージメント、ゴルフ脳を鍛える事です。
今回の(マネージメント3-3)はここまでにします。
ゴルフのマネージメントと題しますととても難しい事のように感じられると思います。
しかし学問的なマネージメントとは異なってもっと簡単に考えてみましょう。
複雑な理屈は抜きにして『違和感』を無くす事を考える事が特に重要です。
先も書きましたが『違和感』は表に見えるものと、陰に隠れているものがあります。
その両方を意識しながら『違和感』を一つ一つ潰していく事で上達を目指しましょう。
この方法の大きなメリットは自分で調子をコントロール出来る事、崩れた調子を自身で持ち直す事が
出来る事、身に着けた力を維持する事が出来る点にあります。
素人、初心者、アマチュア、というクラスはコースでのラウンドでその日一日、自分をコントロール
出来る、出来ないでスコアは大きく変わってきます。
ミスしても受け入れて気持ちに大きな波を起こさずにじっくりコース、ホールと向き合う。
自分をコントロールする基本は自身をマネージメントする事です。
何回も書きますがその事を肝に銘じて向かい合って下さい。
マネージメントという分かり難い表現になっていますが気持ちをコントロールする事です。
そうする事によってゴルフは簡単になりますし簡単に上達します。
今回もお読み頂きまして有難う御座いました。
次回は(マネージメント3-4)パターについて書いていこうと思います。
GENSHI
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