GENSHIです。
相変わらずの体調不良に悩まされながら何とか書いています。
前回はパッティングの上達の考え方を書きましたが今回は練習方法について書いていきます。
実践で役に立つパッティングの考え方(構え、距離感、ライン読み、等々)を整理しまとめ次にそれが本当に
実践(ラウンド)で役に立つかチェック(練習)し、その後実践(ラウンド)で試しまたそこで問題点を見つけ
潰していく事で上達します。
大分以前に(私が社会に出たての新人の頃)仕事でよく言われた<PDCAの輪で考える>と同じ事だと思います。
P=Plan(計画)⇒ D=Do(実践)⇒ C=Check(確認)⇒ A=Action(行動)
計画を立て、実践で試し、効果を確認し、その結果によって新たな行動を起こす(新たに考え~計画を立てる)
これはパッティングだけではなくゴルフいや全ての事に役に立つ考え方です。
闇雲に練習を行うより考え方を整理しまとめると上達の速度が大幅にアップします。
皆さんも是非楽して上達するように考えてみて下さい。
ゴルフ全体について言える事ですがとにかく【イメージ】を持つ事が上達の近道です。
何回も書きますが【イメージ】作りに練習の時間を割いて下さい。
それでは本文い入りましょう。
[Ⅱ]練習方法
◆練習方法につきましては以前にも書きましたので今回は出来るだけ簡単に書きます。
そして今回はラインの読み方や練習方法につきまして少し詳しく書いていきます。
ⅰ)筒状の入れ物に向かってストロークしインパクトの強さで距離感を身に付ける。
※この練習は床がどのような状態でも役に立ちます。
速いグリーンから遅いグリーンまでどのような状態にでも対応出来るようになる為の模擬的な
練習をする事が出来ます。
いろいろな条件の床の状態について下記の①~③の練習をする事でどのような状態のグリーンでも
自然に距離を打ち分ける事が出来るようになってきます。
①プラスチック製カップ、空き缶、紙コップ等々を寝かせて口を自分に向けてセットする。
➁0.3m~0.5m~1.0m~1.5m~2.0m~3.0m~5.0m等の距離からカップの口に向けて
ストロークする。
③インパクトの強さは距離感と同等と考えられますので下記のボールの強さを身に付けて下さい。
この5種類の強さを各距離について練習する事で距離感を養う事が出来ます。
イ)カップの入り口に止まる。
ロ)カップの底にボールが触れるくらいでちょうど止まる。
ハ)カップの底にボールが当たりカップが半分くらい起き上がり、その後カップは元に戻る。
二)カップの底にボールが当たりカップが起き上がる。
ホ)起き上がったカップが反対方向に倒れる。
ⅱ)練習マットのカップの周りにボールを止める事でジャストの〖距離感〗を身に付ける。
※この練習はカップに入れない事が特に重要です。
ボールがカップインするという事は下記の事だと考えられます。
イ)カップにジャストにコロンと落ちる(入る)。
ロ)カップの前後両サイドに当たらずにカップの底に気持ちよい音で入る。
ハ)壁の向こう側に当ててボールが空中に上がりガツンと入る。
上記の入り方の例から分かる事はある特定の距離をカップインさせても打った距離は違っていると
言う事です。
例の場合で考えるとカップインさせた場合の距離の差は約1mくらいにはなります。
この1mは実際のラウンドではもっと大きな距離の差になって表れます。
そうするとスコアに余計な0.5打~1打を加算させなくてはならなくなってしまいます。
その無駄を無くす為にⅱ)の練習が役に立つのです。
ⅲ)ラインの読み方の練習方法
パッティングの上達には「正確」にヒットするという技術的な進歩は当然重要な事ですので
その為に身に付けなければならい事も数多くあります。
しかしそれ以上に上達にとって重要な事はラインの読み方です。
グリーン上のマネージメントと言ってよいと思いますがライン読みが上達するとヒットするという
技術面での上達よりも大幅にカップインの確率がアップします。
但し、ライン読みの上達を考える際に忘れてはいけない事があります。
それは「理論的に正確な事」と「自分にとって正確な事」の違いを「正確」に理解し把握する事です。
ラインの読み方はいろいろな方法がありますが出来るだけ簡単に実行出来るものを書いていきます。
※カップインするラインは十人十色いろいろ存在します。
構え、打ち方、強さ(ボールスピード)、ボール回転数、等々によって変わってきますので
自身のパッティングがどのようなものかをまず把握する事が重要です。
その為には何をすべきかを下記に書きます。
◆フック、スライス、ストレート、上り、下り、フラット、早い、遅い、等々いろいろな
状況がありますがそれの中で自分のパッティング全体をチェックして下さい。
全ては〖感覚〗的に違和感の感じられないものを集めて自身のパッティングを構築して下さい。
イ)アドレス(構え)のしやすさ ⇒ 目線のズレが少ない。体に違和感が少ない。
ロ)ラインへの乗せやすさ ⇒ カップインするかしないかは関係ありません。
ハ)速度への適応 ⇒ 自分に合う速さと使用しているパター(形状)の適応をチェックする。
ホ)距離への対応 ⇒ パッティング時の緊張感の少ない距離を把握する。
へ)距離感の出し方 ⇒ インパクトの強さ、スイングの大きさ。
ト)スイングの癖 ⇒ カット軌道(引っ掛け型)。フック軌道(押し出し型)。
シャットフェイス。オープンフェイス。トップ気味(ハンドファースト)。
ダフリ気味(ハンドレイト)。
チ)リズム ⇒ 一定の距離を打つ際の時間〖感覚〗
※アドレス後テークバック開始までの時間(早い,遅い)。
※切り返しからインパクトまでの時間(長い,短い)。
※テークバック開始からフィニッシュまでの時間(長い,短い)。
●上記のようなチェックを行い自分のパッティングスタイルを自分自身で理解し、把握して下さい。
※ストレートなラインを打つ為には自分はどのように構え、打ち出していくかを見つけて下さい。
曲がるラインの読み、速さ、強さ、距離感、等々パッティングは〖感覚〗が全てです。
それが確定したら ラインを読んでカップインさせましょう。
<<読み方のベース = 練習方法>>
▲グリーンの速さは順目:速い、逆目:遅いが基本です。
早い、遅いはその方の〖感覚〗ですので周りの声に影響されず自身の〖感覚〗で判断して下さい。
◆グリーンの芝の種類によっても速さが異なります。
※芝の種類によって早い遅いが異なりますので同じ順目と言っても速さは大きく違ってきます。
芝の種類は多々ありますの良く行かれるゴルフ場の芝の種類を確認し、キャディマスター室に
今日の速さも掲示されておりますので速さの【イメージ】を作って下さい・。
代表的な芝について簡単に書いておきます。
イ)高麗芝:葉、茎が強く順目と逆目でのスピード、ライン(曲がり)に強く影響が強く出る。
特にカップ付近での影響が大きくです。
ロ)ベント芝:葉、茎が細く順目と逆目でのライン(曲がり)に影響が少ない。
全体的に芝の影響は少なくどちらかと言うと傾斜の影響が強くでる。
▲カップまでのラインを読む際に忘れてはいけない事は曲がるラインはカップ付近の傾斜、芝目、
ボールスピードの変化によって曲がる曲率(曲がりの度合い・具合)が大きく変わっていこ事です。
曲がるラインに合わせて内側に[円盤]を置いていくとすると曲率の変化で円の半径が変わってきます。
ラインを読む際にラインを想定しそのラインの内側に円盤を並べていく事を【イメージ】して下さい。
そうするとカップの近辺では[円盤]の大きさ(直径)が大幅に変わる事に気が付くと思います。
その事を頭に置いてライン全体を読んでみて下さい。
イ)上りの場合:[円盤]の直径は小さくなる ⇒ 曲がり方が急になる。
ロ)下りの場合:[円盤]の直径は大きくなる ⇒ 曲がり方がゆるやかになる。
①グリーン面の色をチェックする。
※イ)明るく白っぽく見える ⇒ 順目 ロ)緑が濃く暗く見える ⇒ 逆目
読める読めないは経験するかしないかによりますので普段から気にするようにして下さい。
パッティングはボールが空中を動いていく訳ではありません。
ボールが動いていくグリーン面をチェックする事は当然の事と思います。
➁カップの縁をチェックする。
カップを真上から見て芝がはみ出している向き方向 ⇒ 順目
※手前から奥に向かってはみ出している場合は手前から奥に向かって順目となっている。
これは見ても余程慣れないと分からないと思います。
それでも慣れてくればライン読み、決定の為の情報の一つになります。
③ゴルフ場のロケーションを考える。
●水の流れを考える:水は高い方から低い方へ流れる。
●太陽の動きを考える:植物は太陽を追いかける。
※イ)山を背にして打つ ,海に向かってうつ ,太陽が沈む方向に打つ ⇒ 順目
ロ)山に向かって打つ ,海を背にして打つ ,太陽が沈む方向を背にして打つ ⇒ 逆目
ゴルフは屋外でするスポーツですので自然との関りが大きく自然と仲良くしなくては
上達は覚束ないと思います。
ゴルフ全体で考えると天気、天候(気温、湿度、風、雨、日光、等)には大きく影響されます。
実際はパッティングにも上記の天気、天候は大きく影響しますので〖意識〗する習慣を付けて下さい。
④練習グリーン又は可能であればコースのグリーンでラインを読んだ後、手で転がしてみる。
※手で転がすと思ったより目標に寄るものです。
これが人間の持っている〖感覚〗です。
投げて転がす際にどのような球を投げるかを〖意識〗してチェックしてみて下さい。
出来るだけパッティングに近いなるように転がすようにして下さい。
アプローチのところでも同様の事を書きましたがその際にはどのような球筋で投げたかによって
アプローチの基本的な球筋(ボールの高さ:高、中、低)を決まましたがパッティングは出来るだけ
ラインの全体が初めから分かるように転がして下さい。
そうする事によって自身の持っている動物としての〖感覚〗が発揮されパッティングの際にも
手で転がした効果が出てきます。
これの繰り返しでライン読み、距離感を磨く事が出来ます。
⑤上りはカップ付近で大きく曲がる。
●特定の距離を打つ際にピッタリからオーバーまでそれぞれその方なりの距離感があるので曲がりを
見込む際も幅を持って読む。
※予想ラインよりカップ周り1mくらいはボール1個分~3個分くらい〖感覚〗的には戻る感じに
曲がるように読む。
上りをオーバーさせると下りのラインが残り難しいパッティングと考える事は当然だと思います。
しかし次の事を考え過ぎて今の一打に集中出来ず萎縮してしまっては入るものも入りませんし
ゴルフが守るだけのつまらないものになってしまいます。
⑥下りはカップ付近であまり曲がらず滑るように直線的に読む。
●上りと同様にボールの滑り幅にも幅を持って読む。
※予想ラインよりカップ周り1mくらいはボール1個分~3個分くらい感覚的には滑る・流なるとれる
(曲がらない)ように読む。
下りは距離感がより大事になりますが弱くヒットする為に芯を外して打つとのレッスンもあります。
しかし芯を外す事は決してしないようにして下さい。
距離感はその日暮らしになってしまいパッティング全体の上達にも大きな影響が出ます。
全てのショットは芯でヒットするように練習して下さい。
⑦複合傾斜の場合のラインの読み方はそれぞれの傾斜を独立させて読む。
●傾斜が2つあれば2つのライン、3つあれば3つのラインを別々に読み最後に合算させて全体の
ラインを組み立てる。
※最後の一つ前のラインの出口 = 最後のカップ周りのラインの入り口になります。
全体の傾斜が2つであればまず最後の傾斜の入り口からカップまでのラインを把握します。
つまり最後のライン読みをクリアしカップインする為のボールの速さ、方向を読みます。
前ラインの出口 = 最後のラインの入り口、となりますので一つ前の出口でのボールのスピード、
方向は最後のラインをクリアする為のボールのスピード、方向と等しくなればカップインする事が
出来ます。
(一つ前のラインの出口でのボールのスピード、方向が最後のラインをクリアする為のボールの
スピード、方向と等しくなります。)
つまり複合ラインの一つ一つラインの前の出口の状態と次の入り口の状態とが等しくなります。
そして最後のラインをクリアする条件を満たしたボールの状態を一つ一つ遡って読む事で
初めからカップインまでの一連のラインが読めるようになります。
幾つもの複合ラインではその前の傾斜も同じように読みそれを合算するという事です。
直前の傾斜の出口のボールの速さ、方向が次の傾斜の入り口のボールの速さ、方向となります。
カップインするまでのライン上の幾つかの傾斜をそれぞれ別に考える場合、上記の〖考え方〗が
示す通り各ラインの出口でのボールの状態が次のラインの入り口でのボールの状態になります。
よって最後のラインを読んでから(最後のラインの傾斜、曲がり、スピード)個々のラインを読み
それを合算させてライン全体を組み立てて下さい。
※言葉で書くと複雑になり理解しにくいと思いますが簡単な事です。
パッティングのラインはストレートなラインは別としていろいろな傾斜の影響で複雑に
曲がっていきます。
ですが曲がるラインの要素を一つ一つを取り出すとほぼ一定の曲がりに分解できます。
それを組み合わせて一つのラインに組み立てるだけです。
つまり複雑なラインも単純な曲がりのラインの足し算だという事です。
今回のパッティングの上達の為の〖考え方〗〖練習方法〗についてはまだまだいろいろな考え方があります。
あまり深く掘り下げるとマニアックになり過ぎ実践的ではなくなって締まますのでこのあたりにします。
お読み頂きまして有難う御座いました。
次回は上達についてのの考え方についてまとめます。
そしてそのあたりでゴルフについては一応終了としたいと思います。
また素人、初中級者、伸び悩んでいる方等々に役に立つ細かい上達への考え方、練習方法もありますので
不定期に《ヒント&レッスン》については書こうと思います。
長い事お読み頂きまして誠に有難う御座いました。
今後は子育て、故事成語、日常の疑問、等々自由に書いていこうと思います。
引き続きお付き合い頂けましたらば幸に存じます。
有難う御座いました。
GENSHI
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