GENSHIです。
【人生を楽しむ】をコンセプトに自由に発しています。
今回も引き続きゴルフのマネージメントについて書いていきます。
前回は〖感覚〗【イメージ】について描きましたが今回は〖心技体〗〖体技心〗について
まとめてみたいと思います。
昔からスポーツ、武道、等では〖心技体〗が重要と言いますがある時期から〖体技心〗と言われる
様になってきました。
果たしてゴルフにとってはどちらが有効なのでしょうか。
どちらが有効なのかはそれぞれ皆さんの『レベル』『目標』『方向性』『思い込み』〖考え方〗等々に
よって決まってきますが、まずは私の〖考え方〗を読んでみて下さい。
私のゴルフにとって有効と思う〖考え方〗は何かといいますとそれは〖心技体〗です。
何故、有効なのが〖心技体〗であって〖体技心〗ではないのか、また〖心技体〗が有効なのかを
これから説明させて頂きます。
では本文に入っていきましょう。
ロ)〖心技体〗、〖体技心〗
①〖心技体〗
●言葉の歴史
もともと〖心技体〗という言葉は柔道家の道上伯氏がフランス柔道連盟会長が来日した際に
使われたのが一般的に広まった切っ掛けのようです。
《柔道とは一体何か》と問われた時に[柔道の最終的な目標は〖心技体〗の鍛錬であり、
それにより立派な人間になることです。技術を習得するには強靭な精神力が必要です。]と
答えたられました。
この事から一般に広まってきた言葉ですがに元々は諸説ありまっすが、有力な説は明治44年に
出版された古木源之助著 、柔術独習書 と言われています。
思うに日本の武道の本質にはこの〖心技体〗の考えがあったのだと思います。
上記の事によりリズムの良い言葉として表現されて有名になったのだと思います。
◆3語の関係(バランス)
〖心技体〗は『心』『技』『体』それぞれを鍛錬し、その3体のバランスを取る事で
自己のパフォーマンスを最大限に高める事が出来るというものです。
つまり3つには優先順位はなく三位一体であるべきものであります。
しかし最近は上の3つに順位を付けて表したり、どれが最も重要かを決めてそれに特化して
練習メニューを考えたりする事が多いと思われます。
この事はどちらが正しいと言う訳ではなく〖考え方〗の順番の問題なのかもしれませんが
私のような素人、初心者レベルでは〖心技体〗の3つの事を均等に伸ばしていく事は
かなり大変な事と思います。
ですので皆さんはそれぞれこの中のどれを重視すればよいかを考えて優先順位を付けて
練習のメニューを考えられたらよいと思います。
私の場合その中で重視するものは『心』だと思っています。
※なぜかと言いますとそれは私自身の体験に由ります。
思い出す事は幾つかありますが一つは高校生時代にマラソンをしていた時です。
終盤になって疲れで足が前に打なくなってきてどんどん抜かれている時の事でした。
冷静さを全く無くしてしまっていたのだと思いますが頭の中は空っぽで何をどうすればよいか
考える事も考えられなくなっていました。
とにかく何か切っ掛けがあればレースを止めたいと思ってしまう程に心が折れかけていました。
それが後ろからきた先輩に肩を叩かれ『ファイト』と一言いわれ、そして抜いていかれました。
その言葉が『心』に響き❝ハッと❞我に返る事が出来て今まで全く働いていなかった頭が本当に
一気に動き出しました。
そして今、何をすべきかを理解・把握する事が出来、とたんに急に足が動き出しました。
その時の事を振り返って考えると今でも次のように感じられます。
『心』を取り戻した途端、『頭』がクリアになり働き始め、それによって『体』が動き出す。
これ以外にも幾つか『心』⇒『アマ』⇒『体』の流れによってピンチを乗り越えた経験があります。
これは私の経験ですので皆さんに100%当てはまるとは言えませんが、この事を理解し実践して頂ければ
かなりの方のお役に立てると思います。
何事も負けない『心』があれば『技』『体』はコントロール出来ると考えております。
■『心』の鍛錬
特別な事は必要ありません。
大事な事は如何に平常心を保つ事が出来るかです。
つまり『呼吸』をコントロールする事です。
その為には何をするかと言いますとこれも以前に書きましたが『数息観』『隋息観』を
お勧めします。
これは仏教の修行の一つで自分の〖呼吸〗を数える瞑想法です。
人間は緊張したり焦ったりすると〖呼吸〗が早くなったり浅くなったりと乱れます。
〖呼吸〗が乱れると運動能力だけではなく考える能力も格段に低下します。
どちらかというと考える能力の方が落ちます。
今までの事をいろいろと振り返って思い出してみて下さい。
平常心ではない時、〖呼吸〗が乱れた時に何かを冷静に考える事が出来ますでしょうか。
ゴルフに当て嵌めますとOBを打ったり、チョロしたり、空振りしたり、等々の大きな『ミス』を
したりした場合、俗にいう❝頭が真っ白❞で何も考えられなくなっていると思います。
その事が何も考えないでプレーをしてしまい同じような『ミス』を繰り返してしまいスコアを
大きく崩してしまう結果になっていませんか。
動物の『体』の動きは〖呼吸〗によってコントロールされます。
ですので〖呼吸〗をコントロール出来れば体の動きは乱れる事はありません。
そして『考える力』を失う事はありません。
考えてみて頂くというか実際に体験してみられると分かると思いますが〖呼吸〗を止めると『体』は
硬直し動きはリズムを失います。
そしてリズムを失った中では動作(スイング)は出来ませんし、ましてやボールのコントロールはなどは
出来るものではありません。
『頭』にも酸素が回らず考える事も出来なくなってしまいます。
つまり〖マネージメント〗自体が出来なくなってしまと言う事です。
その為にも『心』を❝呼吸法❞で鍛え、『頭』『体』をコントロールしましょう。
➁〖体技心〗
●言葉の歴史
この言葉は順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏の医療の観点からきた考えであり、
また中日ドラゴンズの監督時代の落合博満氏の考えでもあります。
本来の意味とは多少変わってきていますが『健全なる精神は健全なる肉体に宿る』と
言われるように『体』が充実、健康(健全)が『技』『心』の充実、健康(健全)の
源ととなる。
最後の最後に力を発揮する為には精神的に潰れない為には強靭な肉体が必要である。
これはどちらかと言うとアスリートの方に向いた〖考え方〗だと思います。
やはりアスリートの方々は『体』が資本と言われるように特に強い肉体が『心』を
支えているように感じてはいます。
しかし我々のような一般人にはそこまで『体』を鍛える為の時間、費用もそうそう取れず、
気持ちもそこまで強く持つ事も出来ないと思いますしまたそこまで必要性もなくと思います。
なぜならば私達のゴルフは趣味でありお金を稼ぐ為のものではなく楽しむ為のものです。
◆3語の関係(バランス)
『心技体』と『体技心』は全体的な考え方はほぼ同じですが考える方向は異なっています。
何を重視して考えるか、何を優先するか優先順位の違いです。
私の〖考え方〗においてどちらを優先するかといいますと『心技体』です。
なぜかと言いますと『体』と『心』どちらが鍛錬し易いか考えた場合、❝パッと❞考えますと
『体』のように感じます。
しかし時間、場所、費用、気持ちを考えた場合、出来そうなのは『心』の鍛錬です。
『体』の鍛錬は効果が出るまでにはある程度の期間、気持ちの継続をする必要があります。
この期間はかなり長い時間と精神力が必要ですので思ったより大変な事になります。
『体』の柔軟性は必要ですし当然のこと筋力も必要ではありますがトレーニングのやり過ぎは
逆効果ですし中途半端な筋力アップは全体のバランスを崩す事になります。
それと比べると『心』の鍛錬は何時でもどこでも出来ますし少しの結果が大きな効果を発揮します。
『心』の鍛錬方法は❝瞑想❞ですので体力的には楽ですし❝呼吸法❞を繰り返すだけですので
そんなに大変な事ではありません。
また瞑想による『心』の鍛錬はゴルフの為だけではなく人生そのものに大きく役立つものにもなります。
■『数息観』『隋息観』
『心』のトレーニング方法にはいろいろあると思いますので私のお勧めは『数息観』『隋息観』です。
●『数息観』は自身の〖呼吸〗を1,2、3、・・・・とカウントします。
●『隋息観』は自身の〖呼吸〗している事自体をカウントします。
『心』の平穏を保つ事がこの鍛錬の目的でありますがその結果が『体』の力みが取り除く事が出来て
普段通りの動きが出来るようになります。
今回の『心』のトレーニングはここまでに致しますが少しだけ整理しておきます。
人間は『呼吸』はをしなくては生きていけません。
その『呼吸』が人間の動きを作り、コントロールしています。
つまり『呼吸』のコントロール状況によって頭の働きが変わってきます。
〖呼吸〗が安定している時は頭も冷静な判断が出来ますし、乱れている場合は頭も働かずまともな判断をする事が
出来なくなってしまいます。
ゴルフの上達にはいろいろな方法がありますが『冷静なマネージメント』が一番効果的です。
どのようなスポーツでも状況判断を的確にする事でしなくてもいい余計な『ミス』を減らす事が出来ます。
当たり前の事ですがこの当たり前のことが出来ないのが私のような素人、初心者の未熟さでありスコアを作れない
最大のポイント(問題点)です。
技術面での上達は間違いなく必要ですがその上達の為にも『冷静なマネージメント』が特に重要です。
その事を忘れないで下さい。
その事を頭に置いて練習方法からコース戦略まで考えてみて下さい。
皆さんのゴルフは確実に変わりますし初めに書きましたが1年から掛かっても2年もあれば〖HC12〗を
簡単にクリアする事が出来ます。
素人の〖ヒント&レッスン〗ですが信じてチェレンジして下さい
今回もお読み頂きまして有難う御座いました。
次回はコース攻略の戦略について書いていこうと思います。
GENSHI
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